院長の診察日記

2015.10.29.thu
突き指について

日常生活やスポーツの場面でよく起こるケガに、突き指があります。
最近ご来院頂いた方は、バスケットボールの練習中に突き指をされたという事でした。

IMG_1980

その方は、土曜の夕方にケガをされ、日曜日に開いている当院を探し当て来院されました。
患部(親指の第一関節)を見ると、少し腫れがあり内出血も見られました。
軸圧痛といって、骨の長軸方向に圧力を加えた時の痛みも出現していました。
骨折も疑われる状態でしたので、整復・固定・アイシングなどの応急処置を行い、月曜日には病院へ行ってレントゲンなどで細かく診断をしてもらうようアドバイスをしました。

診断の結果、軽微な骨折が見られるということでした。
その際、「固定の仕方が素晴らしい!」と誉めれれたとのお言葉をいただき、当院でその後の治療をすることになりました。
当院では少しでも早く治癒が促進されるよう「マイクロカレント」という微弱な電流を流すことで、細胞の修復を促進したり、痛みを軽減させる電療や「超音波」などを使い新陳代謝を促すことなど行いました。
3週間ほどで痛みもほとんどなくなり、バスケットボールの試合にも間に合わせることができたので、私たちも一安心でした。

突き指というと、ケガのなかでも軽い部類と考えがちです。
ですが、骨端のとがっている部分が欠けてしまうことも多く、それを見逃してしまうと指が変形したり、完全屈曲や伸展ができなくなってしまったり、後々まで痛みが続いてしまったりすることもあります。(私も経験者です)
ですから「単なる突き指」で済ませて欲しくないものなのです。
突き指は他のケガと同様にきちんと診断を受け、正しい治療やケアを受けるべきもの、と覚えておいて頂きたいと思います。
いつまでも痛みや違和感を抱えたまま、スポーツを行ったり、日常生活を送ったりするのはそれだけでストレスが溜まってしまうものです。
日常生活の質(QOL=Quality of Life)にダイレクトに直結する手や指は、何より大切にして欲しい部分です。

——————————————————————————————————————-
こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:スポーツ外傷・障害, 保険施術