院長の診察日記

2016.6.15.wed
交通事故後、きちんと睡眠はとれていますか?

〜事故後の睡眠障害について〜

交通事故によって首周りの筋肉が張っている、もしくは首がゆがんだままにしていると、自律神経に異常をきたしてしまいます。
自律神経が乱れていると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れスムーズな入眠ができなくなります。
交感神経が高ぶり、身体の各機能にアクセルをかけてしまっているのです。

夜自然に眠れないとなると、適切な睡眠時間が確保できなくなります。
これは「眠れない」というストレスだけでなく日中の生活にも影響を及ぼし、急に眠くなる、仕事に集中できないといったトラブルをも引き起こします。
特に車や自転車の運転中に集中力を欠いてしまうと、大変なことにつながることも…。

このような興奮状態は、イライラを伴います。些細なことで感情が高ぶることがあります。
動悸がしたりへんな汗をかくこともあります。交感神経の高ぶりは、睡眠を邪魔するだけでなくさらに患者さんを苦しめるのです。

このような状態が続くと、こころや身体はいつしか疲弊し、ぐったりとふさぎこむ状態につながるかもしれません。
まるで長期間ストレス下に置かれ緊張しきった方が、うつ症状を呈するかのようなイメージです。
夜はゆっくりと眠り、疲れを翌日に持ち越さないことが重要です。

それでなくても事故当時のことを思い出すといやな気分になるものです。
さらに自律神経の乱れによって睡眠の質や時間が低下し、日中の生活にも大きな影響を受けてしまうとなると、いち早くその状況を解消しなければなりません。

首周りには重要な神経が集中して存在しています。
外的に神経の高ぶりを抑制するためには、事故により発生した筋肉の張りをほぐすことが大切です。
健康な方であっても、肩や背中のコリで頭痛や吐き気、めまいなどの症状を感じるのは多いことです。
それほど、この部分はデリケートなのです。
まずはこの首周りの緊張をほぐし、心身両面で開放され睡眠障害を解消することを目指しましょう。

思い出してみてください。健康な時にリラクゼーション用マッサージで身体と心がほぐれその日は良く眠れたという経験をしたことはありませんか。

睡眠は身体の様々な機能(脳・免疫力)を維持するために、そして心の健康を維持するためにとても重要な要素です。
事故でこの睡眠が障害され、日中の生活にまで影響が及んでいるようならば、交通事故の症例をよく知る私たちの出番です。

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カテゴリー:交通事故