院長の診察日記

2016.7.26.tue
小さい子どもが交通事故にあったときの治療法

交通事故で経験しがちなむちうちですが、小さい子どもでもむちうちを患うことは以前のブログでお話したとおりです。
子どもの場合、「症状についてうまく表現できないこと」「成長期にあること」の2点から、特に注意を払うことが必要です。 

むちうちに用いる治療法として、電気治療があります。
これはピリピリとした刺激を感じるものですが、ほとんどの子どもがこれを嫌います。
治療法としては有効でも、嫌われてしまえば治療そのものが滞りますからこれは問題です。
このピリピリとした感じを解消したのが、「マイクロカレント」です。
ほとんど何も感じない電気治療ですが、これが子どもの体にはとてもよく効くのです。

人間の体には、生体電流というものが流れています。
自分で自分の体を治そうとして自ら発している電流ですが、マイクロカレントはそれに近いもので、それを外部から流し、細胞を活性化させて神経や筋肉の治りを促進しようとする治療法です。

具体的にご説明すると、
・いわゆる「低周波治療器」と呼ばれるものは数ミリアンペアの電流
・人体が自然に発している電流は数マイクロ~数十マイクロアンペア
です。

人体が発する電流より多少強い、数十マイクロから数百マイクロの電流が「マイクロカレント」なのです。
子どもの体はもともと微弱電流を発しやすく傷の治りが早いので、外部からの電気治療もさほど大きなアンペア数でなくてもよいのです。このことを理解すれば、あのピリピリとした電気治療はさほど重要でないことがわかります。

マイクロカレントは、子どもが本来持っている治癒力を活性化するのにとてもなじみのよいものです。
治ろうとする力を後押しするというイメージを持っていただければよいでしょう。
首のゆがみは、自律神経を乱すこともあれば、ときには視力に影響を及ぼすこともあります。
左右の視力に違いが出ることもあるのです。
このようなトラブルを極力回避するためにも、子どもの体に負担の少ない治療法を選び、しっかりと治してあげることが大切です。

むちうちの一番怖いところは、後遺障害を引き起こしてしまうことです。
大人でもつらいむちうちを、的確に言葉で表現できない子どもに経験させたくないものですよね。
将来の子どもの健康を確保するのも親の役目のひとつです。
子どもの体に優しい、「続けやすい治療」をご提供できるこながや整骨院は、いつでもご相談を承っています。
子育て中・子ども好きのスタッフもいますので、サポート力もあります。
親御さんと一緒にお子さまの体調を取り戻すことに注力いたします。

 

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

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カテゴリー:交通事故, 子ども事故治療