院長の診察日記

2016.7.1.fri
小さな子どもが交通事故にあったあと気を付けるべきこと

小さな子どもが交通事故にあってしまったとき、私たち親がすべきことは何でしょうか。
慌ててしまって何からすべきか迷いますが、まず大切なのは救急車を呼ぶことです。
医師にみせるのが第一段階で、レントゲンなどの精密検査で目に見えない部分のケガや重篤なケガをいち早く発見して手当てすることが大切です。
これは大人と同様ですが、子どもが交通事故にあった場合、決定的な違いがふたつあります。
ひとつ目は、子どもの体は小さく、まだ完成されていないため事故の影響が大きく現れやすいことです。
そしてふたつ目は、子どもは体の異常や不快感を言葉でうまく表現することが苦手ということです。このことをしっかり理解し、事故後の初期対応を間違わないように気をつけてください。

子どもは親の目を離れる時間があります。
それは登下校や遊びに出ているときです。このようなときに起こってしまった事故は親がケアすることができません。だからこそ、道路を歩くとき・道路を渡るときに心がけることは日頃からしっかりと親が教えておくことが大切です。

それでも不幸にして交通事故にあってしまった場合、運転者や居合わせた人の協力で病院のチェックを受けていたとしてもその後のケアはしっかりとしましょう。
例えば、「病院は怖いところ」と刷り込まれてしまい、体調不良をなかなか言い出さないことも少なくはないので、病院から帰宅後も様子をよく見ておいてください。

では注意を払いたい症状をお伝えします。

例えば、
・眠りが浅くなり頻繁に目を覚ます
・神経質になりちょっとしたことでイライラする
・食欲が落ちたり、吐き気を訴えたりする
・体の痛みを訴える
などです。

これらは体の問題であることもありますし、心の問題というケースもあります。事故のストレスを長期間抱えたままでいることは、心を蝕み、精神的トラブルを抱えたまま毎日を過ごすこととなり、こころの発達を著しく阻むこともあるのです。

上記のような状態は、事故後すぐに表れることもあれば、時間をかけて表れることもあります。そのため、「もういいかな」と安易に治療を打ち切ることなく、保険会社と粘り強く折衝し、本当に安心できるまで治療を続けることを宣言してください。これは、親御さんにしかできない大切なことです。

また、交通事故にあった子どもの治療に慣れている病院や整骨院に通うようにしてください。体のケアと同時に、子どもにありがちな表現を見逃さないためです。
私たちこながや整骨院は、これまでに交通事故にあわれた子どもさんを治療してきました。静かにしないといけない病院とは違い、ある程度自由にしていただいても大丈夫なので、子どもさんをお連れ頂くのには最適な整骨院です。
外科的処置が必要な時期が過ぎましたら、どうぞ一度ご相談にお見えください。
これまでの経験から、最適な治療方法をご提案いたします。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
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カテゴリー:交通事故, 子ども事故治療