院長の診察日記

2016.1.22.fri
交通事故に遭ったとき、助手席にいたら保険の適用はどうなるの?

「不幸にも交通事故を起こしてしまった車に同乗していたら…」。
自賠責保険や任意保険というと、事故の相手に対して支払うお金を賄うためのものと思っておられる方が意外にも多いようです。
そのため、先のようなご質問を受けることが多々あります。

ご安心ください。
車を所有する際に必ずかけなければならない自賠責保険でも、任意保険でも、同乗者への治療費のカバーが可能です。
保険とは、大前提として「対人補償」を目指すもの。
加害者側だろうが、被害者側だろうが、ケガの治療をまず一番に考えるようになっているのです。
これは助手席や後部座席に乗っている同乗者も同じです。

治療費の「枠」が決まっていて、それを人数で割るというような考え方ではありません。
治療にいくらかかったか、何日治療に通ったか、会社を休まなければならなかったのならその補償、治療に通うための交通費なども自賠責保険のルールに従って計算します。
同乗者が多ければ治療費が減る、ということはありませんのでご心配なく…。

運転している人は、常に前を向いているのでとっさのときに身構えることができます。
そのおかげでむちうちの症状がほとんど出ずに済むこともあります。
ですが、同乗者は、隣の人と話していたりして、姿勢もまっすぐではないことも多くあります。
そういった姿勢で思わぬ衝撃に出くわすと、むちうちの症状が重くなることもあります。

事故の直接関係者である運転者が、任意保険を利用したいと考えたときには、整形外科など医療機関の診断を受けることが必要です。
お医者さまと保険会社との間で、ケガをされた方の情報共有がなされた後、治療計画が立てられます。
これに沿って、整骨院での治療も含めてよいかどうかの判断が下されます。
保険を適用できないとする保険会社も少なからずあることから、整骨院選びは慎重に行ってください。
こながや整骨院は、その点安心していただけます。
保険会社とのパイプもありますし、交渉経験も豊富ですので、まずはご相談だけでもご連絡ください。

事故直後というのは、気持ちの混乱もあり、むちうちや軽度の打撲などの症状を感じにくいものです。
ですから、「今は痛くないから」という理由で、病院での診断を見送ることは避けてください。
思わぬケガを負っていることもありますし、後に治療を受けなければならくなったときに、保険会社とスムーズな話ができなくなってしまうこともあります。
そのようなトラブルを避けるためにも、同乗者であろうと遠慮せず、すぐに病院での診断を受けるようにしてください。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
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