院長の診察日記

2014.2.3.mon
整形外科と整骨院を併用するととてもお得なんです

整形外科と整骨院の違いについて、皆さんはどのくらいご存知でしょうか?
少し難しい話になるかもしれませんが、今日は、両者の違いについてご説明させてください。

交通事故や不慮の怪我をした時に、多くの場合、まず向かうのは整形外科ではないでしょうか?
あるいは、骨折や脱臼などは整形外科に行くけれど、そこまでひどい痛みではなく肩・腰・膝など何となく具合が良くないといった場合には整骨院を選ぶ、というふうに使い分けている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、整形外科と整骨院には、それぞれ得意分野がありますので、二つを“使い分ける”のではなく“併用する”ことをオススメします。(ただし同じ日に両方に通院することはできません)
“整形外科医”も“柔道整復師”も国家試験の資格を有する医療の専門家です。

整形外科に行くと、レントゲン撮影を基に、骨折の有無について正確な診断をしてもらえます。また、痛み止めなどの薬を処方してもらえますし、リハビリを受けることもできます。ただし、待ち時間が長い場合が多く、やっと順番が回ってきても、あっという間に診察が終わってしまいますよね。また、診療時間が短いため、仕事を持っている人には通院しづらいということも考えられるかもしれません。

一方、整骨院は待ち時間が少なく、土日や夜遅くまで診療しているところも多いので、仕事帰りに立寄ることもできます。
薬剤の処方やレントゲン撮影ができませんが、一人一人の患者様の、その時々の症状に合わせた手技による丁寧な施術は、場合によっては、整形外科の理学療法より効果や満足感を得られることもあります。
また、患者様からのご相談や質問に対しても出来る限りわかりやすく丁寧にお答えしますので、ドクターよりも皆さんに身近に感じていただけると思います。

こながや整骨院には、このような整形外科と整骨院のメリットとデメリットを知った上で、両方をうまく併用していらっしゃる患者様がけっこう通院されています。

例えば、交通事故後に整形外科で診てもらったところ骨折はないという方が、痛みの緩和、動きの回復のためにリハビリとして来院され、その日の状態に合わせた施術を受けていただくことで、確実に早期回復しておられます。

「骨折」「脱臼」の治療(応急処置を除く)を施すときだけは医師の同意が必要ですが、打撲や捻挫などの治療の場合は医師の同意は必要ありません。直接整骨院にご相談いただいて大丈夫です。その上で、もし必要と思われる場合には整形外科など医療機関へのご紹介もいたします。

また、日常生活で発生した骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷などのケガに対する施術には健康保険が使えますし、生活保護法による医療扶助、労災保険や自動車損害賠償責任保険も適用されます。

こながや整骨院は、整形外科とうまく連携しながら、患者様にとって一番良い治療法をご提案していきたいと考えています。

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カテゴリー:健康保険について