院長の診察日記

2014.6.9.mon
キネシオテープ(KTテープ)2~3日OK!なんです

最近来院された患者さんから面白いことを聞いたので、ご報告します。

その方は自転車のレース(300~400km)に出場するような方なんですが、
ふくらはぎが痛くなるということでレースに向けてテーピングをしました。

そしてレースに出場し、無事完走したのですが、
その後丸1日ほどキネシオテープを貼りっぱなしにしておいたそうです。
すると、意外にも筋肉痛がほとんど出ることもなく、
非情にレース後のダメージを軽減することができたということです。

それを聞いて、私達も「なるほど!」と思いました。
ホンライキネシオテープやKTテープは皮膚感覚をを刺激し、
持ち上げることによってその周辺の血液やリンパに流れを良くしたり、
筋肉の動きを補助したりするはたらきがあります。

また、テープを貼っている部分は多少の保温効果もあります。
それは、レースや試合だけでなく日常でも同様の効果を発揮するわけで、
もちろん試合後もテープを貼り続ければ血液やリンパ液の流れを促進し、代謝を促してくれます。

この作用により筋肉のダメージをより少なく、
そしてより早い回復が得られたということだはないかと思います。
ですから、最近は出来れば(かゆくなったり、汚れて剥がれてしまったりしなければ)
試合後も1日ぐらいそのまま貼り続けておいてくださいと指導することもあります。

テープの交換の頻度も気になるところですが、テープの効果としては新鮮な方が確実にあるのだと思いますが、こまめに貼りかえるとその分皮膚へのダメージも大きくなりかぶれの原因になったりもします。

テープを貼ったまま入浴しても、こすったりせず、乾かす時に押し拭いてあげたり、
ドライヤーで乾かすなどしていただければ2~3日は持てせることができるはずです。

皆さんもぜひ一度お試しください!

テーピング

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