院長の診察日記

2016.5.31.tue
ムチウチに特化した当院の施術

当院に来院される交通事故患者さんのほとんどはムチウチの症状で来院されます。

特に当院はムチウチの施術経験は豊富ですので、整形外科や他の治療院に通院したもののあまり良くならないという患者さんも多く来院されます。
当院のムチウチ治療の特徴は何と言っても個人個人の症状に合わせた施術を行うということです。

私を含めスタッフも交通事故に遭った経験がありますので、その辛さもよくわかっていますし、経験談もよくお聞きしておりますので、個人個人のその時の症状に応じた最適な施術を選択することができます。
単純に頚部の筋肉の緊張が原因であるのか、事故の衝撃で頸椎に歪みや障害が生じてしまったものなのか、自律神経系が失調してしまっているものなのか、原因が違えば施術内容も当然違うものです。
原因、症状によって通院期間も多少前後しますが、つらい状態は2~3週間の通院で改善がみこめると思います。

その後、天候や仕事のストレスなどで痛みが少し戻ることもありますが、おおよそ2カ月でほとんど生活には支障が無い程度に回復される場合がほとんどです。
ですから、自賠責保険の治療期間の目安である3カ月までにはほとんどの場合、満足して卒業していただけると思います。
しかしながら、症状があまり変わらないような場合は、MRIのある整形外科を紹介したり、場合によっては後遺症認定に向けたお話をさせていただいたりということもあります。(交通事故に詳しい弁護士や行政書士、を紹介することもできます)
交通事故の治療が終わった後も通院していただいている患者様もたくさんいらっしゃいますし、友人や同僚をご紹介いただくというケースもあります。

ムチウチをはじめ交通事故での怪我を治すことはもちろん、その後のケアまで安心して通っていただけると思いますので、ぜひご連絡をお待ちしています。

——————————————————————————————————————-
こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:むちうち, 交通事故

2016.5.18.wed
交通事故後は自覚症状がなくても病院へ!

転倒といった自己責任の事故のときも「あれ?今何があったのだろう?」と瞬時の記憶がたどれないこと、そのときの痛みを覚えていないことがあります。
不意に襲われる交通事故の場合、「そのときのことを覚えてない」、「そのときは何も感じない」という現象が当たり前のように起こります。
これは、脳が「しっかりしなければ」と異常に興奮した状態にあり、身体を守る為に筋肉が「筋性防御」と呼ばれる防御反応を起こしているために起こることです。

痛みを極力抑えるための自然な力とはいえ、これに惑わされてはいけません。
後に痛みが襲ってくることもよくあることなのです。

気がつけば骨折、そのときは気づかなかった脳内の出血……。
表からは観察できないリスクを、交通事故は隠し持っているのです。

もしも頭部を激しくゆすられたり、打撲したりしたのであれば、事故現場から即座に救急車を呼んでください。
そして、病院で事故の状況を説明し、必要な診察を受けましょう。

むちうちもまた、事故後時間を置いてじわりと現れる症状のひとつです。
むちのように上半身がしなり、急激な体勢変化が起こることで「頚椎捻挫」(いわゆるむちうち)が生じます。
筋肉や靭帯が損傷したり、ひどいコリを呈したりし、血管や神経を圧迫することで頭痛・めまい・吐き気、ときにはうつ症状を引き起こすこともあります。重症の場合、めまいや耳鳴りが“一生モノの後遺症”となるケースもあります。

「交通事故の示談は慎重に」、といわれる理由がここにあります。

そのときは何ともなかったから…。
早く事務的手続を終わらせたかったから…。

そんな理由で、辛い状況を受け入れる必要はありません。
後に後遺症で悩むことがないよう、「事故直後はどんなに急いでいても必ず病院へ」。それが、満足のいく治療には欠かせないことなのです。
先に触れたとおり、事故直後に自覚症状がないことは至って当たり前のことです。
自分の体の感覚に判断をゆだねず、事故後の対応は王道を行きましょう。
何があろうと、必ず病院で診断を受けるべきです。
このときの判断ミスが、後に患者さまの生活を大きく狂わせることもありうる話なのです。

後に患者さまが泣いて暮らすようなことは、わたしたちは望みません。
大手を振って治療に専念できる環境を自ら整えてさえくだされば、精一杯の治療で、元の生活に戻れる応援をさせて頂きたいと願っています。
そのためにも、必ず病院での診察を受けておいていただきたいのです。
また、いろんなお医者様がいますので、ご連絡いただければ後々もあなたの味方になってくれる信頼できるドクターを紹介することもできます。 

治療環境を確保するのは、患者さまご本人で行っていただくことです。
もちろん、他の方の事故現場を見てしまったときも必ず救急車を呼んで差し上げてください。
そうすることで、その方の後の生活の質が一変することになるのです。
どなたにとっても何より大事なのは、命と健康です。

——————————————————————————————————————-
こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:むちうち, 交通事故

2016.5.4.wed
交通事故後にレントゲン検査では「異常なし」と言われたけれど、痛みが続いているのは何故!?

交通事故後に、首を動かすと痛い、鈍痛感がある、気分が悪いなどの症状はありませんか?

きちんと病院で検査を受け、レントゲンを撮って「異常なし」と診断されたけれど「なんだか体の不快感や痛みが続いている」などの症状はでていませんでしょうか?
理由が見当たらないのに、不快な症状に悩まされていれる方がいれば、ぜひ知っておいてほしいことを今回はお話します。

過去にも何度かこのブログで紹介しましたが、交通事故に遭遇してしまった場合、とても大切なことは「まずは必ず病院へ行き、精密検査を受けること」です。
理由は後で骨折などの異常が見つかったとしてもタイミングによっては人身事故扱いにならないことがあるからです。
そして実際、レントゲンをきちんと撮り、骨折など何も異常はないのに不快感や痛みが続くことがあります。
この原因として挙げられるのが「むちうち症」です。
むちうち症は、骨の異常ではなく、筋肉や神経、靭帯が傷つくことで起こります。これは骨の異常を映し出すレントゲンに現れないのは、ごく普通のことなのです。

理由が見当たらないのに、不快な症状に悩まされることほど辛いことはありません。
周りの人に理解してもらえない、自分自身でも原因がわからず釈然としない……。
もしそんなお悩みをお抱えならば、わたしたちこながや整骨院のお任せください。

当院ではこれまで多くのむちうち患者さまを診てきました。その経験から、あなたにとってどのような治療が大切なのかを判断します。

まずはお話を聞かせてください。そして、体の辛い部分を見せてください。
痛みをかばうために姿勢が崩れ他の部分に無理をさせているのなら、そのかばう動作をどう避ければいいのかを見極め、アドバイスすることもできます。
体にゆがみが発生しているのなら、それを矯正することもできます。

私たちは、患者さまの辛い痛みを心ごと受け止める整骨院でありたいと思っています。
むしろ、他の人にはわかりづらい辛さであるからこそ、きちんと納得できるまで治療に励んでいただきたいのです。
レントゲンに写らない痛みは、手で触れることでその声を聞くことができます。

誰も分かってくれない、そんな事故後のむちうち症は「手で聞く」プロにお任せください。
ひどいむちうち症では、不眠や倦怠感、めまい、吐き気といった現象もみられます。
症状が重くなる前に、痛みを解消しなければなりません。
お体の状態とお話から、あなたに今一番必要な治療が何なのかを判断し、きちんとご説明いたします。

——————————————————————————————————————-
こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:むちうち, 交通事故

2016.4.27.wed
交通事故後の耳鳴りやめまいについて

交通事故に遭遇した後、耳鳴り・めまいを経験する方は少なくありません。ひどい方ですと、単に異音が聞こえる耳鳴りだけでなく、難聴気味にまでなることがあります。

この症状は、事故に遭ってしまった方にとって「お気の毒」という言葉で済まされない状態です。いつになったら耳鳴りやめまいが解消されるのか……そのような不安でいっぱいなのではないでしょうか。

■交通事故の後、筋肉は“異常”に緊張します
むちうちを一度は経験された方ならご存知ですが、事故後は首から背中にかけての筋肉が異常に張ってしまいます。
不意の衝撃によって起こるこの筋肉の緊張は、首周りの神経を圧迫してしまい、耳鳴りやめまいを引き起こしてしまいます。
レントゲンを撮っても「異常ありません」と言われることが多く、「けれど実際には耳鳴りやめまいがするのだけど……」と困惑される方もたくさんいらっしゃいます。
このような場合は、まず筋肉の張りを取り除くことから始めます。

■血圧上昇・貧血も原因のひとつ
交通事故に遭った後の耳鳴りやめまいは、自律神経の乱れによって引き起こされる血圧上昇が原因である場合があります。
これもまた、筋肉の張りにより血管が圧迫されることによって生じる現症のひとつです。
筋肉の張りが原因であると疑われるときは、張りを緩めることで症状緩和へのアプローチを行います。
首周りの太い血管は、脳へ栄養や酸素を送り込む重要な“器官”です。これが健全な状態でなければ、耳鳴りやめまいが起きてしまうことは想像に難くありません。

■むちうち患者さんのうち、10%の方に「耳鳴り」が発生しています!
これまでは、むちうちの症状の中に含まれていた耳鳴りですが、いつまでも続く耳鳴りは”事故の後遺障害”として認定されるようになってきています。
それほど、日頃の生活に影響のあるものとして世間に認知されてきたということです。
もしも、レントゲンを撮っても異常なし、と言われてしまった場合は、まず原因として考えられる筋肉の張りを取り除くことから始めましょう。
神経の圧迫、血管の圧迫を少しでも早く開放することが大切です。
他の人にはわかってもらえない辛い症状にも、きちんと耳を傾けるのがわたしたちこながや整骨院です。
「もう治療は終わりましたか」という保険会社からの連絡にも、怯えずにご来院ください。
必要とあらば司法書士など法の専門家とタッグを組み、最大限の治療を受けていただけるようお手伝いをいたします。
もう、一人で悩まないでください。ご自身の判断で治療を打ち切る前に、一度ご相談いただければと思います。

——————————————————————————————————————-
こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:むちうち, 交通事故

2016.4.13.wed
もし交通事故などでむちうちになったら!? 〜むちうちのセルフケア〜

もしも不幸にして交通事故に巻き込まれ、むちうちと思われる症状に見舞われてしまったら、まず行っていただきたいことがあります。
このことを知っているかどうかは、その後の状態を左右する大きなポイントです。

本日は、そのとても大切な初期手当の方法をご紹介します。

 ■まずはとにかく「冷やす」ことです
むちうちは急激に筋肉が伸びてしまうことによって、炎症が起きてしまいます。
この炎症をできるだけ早く抑えることが重要ですから、交通事故に遭ってしまったら、すぐに首周辺を冷やしてください。
冷却シートや氷枕などでとにかく冷やすことを心がけてください。
これを行っているかどうかで、その後の治療期間に差が出てしまいます。
冷やすと同時に、安静にしてください。それでなくても辛い時期ですから、炎症を最小限に抑えるためにも静かに過ごすのが一番です。

■次に安静状態を保つために「固定」してください
いくら安静に、とは思っていても、生活をしている以上は知らず知らずのうちに首周りを動かしてしまいます。
これを避けるため、簡易的に固定をすることもお勧めしたいと思います。

1.薄手で長めのハンドタオルを用意してください。
2.次に縦に四つ折りにし、首回りにマフラーのように巻きつけてください。この時、首の前の部分で、苦しくない程度にきつめにひと結びしましょう。
3.こうすることで、簡易的に固定でき、自分自身でも「首を大事に」と意識できるようになります。

折りたたんだタオルの内部に冷やした保冷剤を仕込んでおけば、固定しながら冷却も可能です。眠るときは事故防止のためにタオルは外してくださいね。

■炎症期が過ぎたら「温める」がポイントです
首周りの熱が冷めたことが実感できたら、次は積極的に温めるタイミングを迎えます。
熱湯につけた熱い蒸しタオルを首に当ててください。時間をかけてタオルが冷めていく温度差で血行がスムーズになります。
もちろん入浴も積極的に行ってください。温めることは、すなわち組織の再生を早める行動です。
体温が38度まであがると生成されるという「ヒートショックプロテイン」の助けを借りる意味でも体を温めることは重要です。

ヒートショックプロテインとは、傷んだ細胞を修復する働きのあるタンパク質のことです。
疲労の原因でもある乳酸の発生を遅らせることもできますから、痛み・だるさから一日でも早く解放されたいときには温めがとても大切です。

そして炎症期が過ぎれば、マッサージや超音波などの治療も行えるようになります。
首回りはご自分では手が届きにくい箇所です。表面だけでなく深い部分の筋肉までの揉みほぐしは、専門家の手を借りるのが一番です。
辛さを我慢せず、ご気軽にご相談ください。

——————————————————————————————————————-
こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:むちうち, 交通事故

2016.4.6.wed
雨の日になると交通事故の傷が痛みませんか?

むちうちなど、交通事故にまつわるケガをした部分が、「雨の日に痛む」とおっしゃる方は少なくありません。交通事故だけでなく、あらゆるケガを経験された方も同様に、雨の日は不快な症状を感じられることがあるでしょう。

さて、この痛みの原因は何なのでしょうか。
梅雨の季節目前の今、行っておくべきことをお伝えします。

■傷が痛む理由は?
むちうちの各種症状の原因は、筋肉の張りが原因です。
筋肉に傷ができていると、それをカバーするように筋肉が硬くなり周囲にしこりのようなものができるのです。体の自然な働きといえます。
その張りが血管や神経を圧迫することによって、頭痛や痺れ、時にはめまいや吐き気などの辛い症状を招きます。

雨や湿気の多い日に痛みが出やすい理由は、
・傷が残っている状態
・気象条件によってむくみが出やすい
という複合的なものです。

また、雨が降る前、低気圧の接近により傷が痛むとおっしゃる方もおられます。気圧が下がると、血管が収縮するという現象がみられます。それでなくとも傷を負った箇所は筋肉のしこりやむくみがおきやすいのです。そんな時、雨の前の低気圧が接近し、さらに血流が悪くなる条件を加えてしまうのです。

■温める・筋肉の張りを緩めることが大切
梅雨時期は、湿気や低気圧の問題だけでなく、「梅雨冷え」というものもあります。これらの条件がそろってしまうと、健康な方であっても何らかの不調が現れるものです。だからこそ、むちうちなどのケガを経験されている方は、さらに注意が必要です。
そんなとき何よりもまず重要なのは、”温めること”です。
血行を促進するため、ゆっくりと入浴したり、蒸しタオルで温めたりしてください。それでも不快感を回避できないときは、早めにご来院し、施術を受けることをおすすめします。
不快な症状がでると、すぐに何とかしたい!という気持ちになると思います。しかし、一番よくないのが、無理なマッサージです。一瞬は「軽くなった」と感じるかもしれませんが、筋肉や血管に新たな傷を作ってしまうこともあるからです。
筋肉の張りをほぐすことは、なかなかご自分ではむずかしいかと思います。
当院では無理をせず、少しずつ体の緊張や張りを緩めていきますので、気軽にご相談ください。また、当院には自律神経系の治療に特化したプログラムもありますので安心してください。

■痛みを感じる前のケアも重要です
むちうち後の痛みを感じるタイミングを把握しておられますか?
先にも述べたとおり、梅雨時期に痛むという方は多くいらっしゃいます。もしもそのような体験をお持ちならば、今のうちから“準備”しておくことをおすすめします。
梅雨時期を極力快適に過ごすためには、事前の手当てが何より大切です。
一度痛みはじめると、連鎖するように頭痛やめまい、吐き気が表れます。これを回避するためには、痛む前に手を打つことが重要なのです。

——————————————————————————————————————-
こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:むちうち, 交通事故

2016.2.23.tue
交通事故でよく起こる「むち打ち」のさまざまな種類と症状

交通事故に遭遇してしまったとき、後に“禍根”を残してしまう症状が「むち打ち」です。それというのも、レントゲン検査では異常が見られないことも多く、その痛みを証明しづらいことが辛さの原因となるのです。

患者さまは、痛みと共に、周囲にわかってもらえない苦痛を強いられるのです。

 

むち打ちと一言でいっても、大まかに5つに分けられます。

・脳脊髄液減少症

脳脊髄液が本来あるべき場所からもれ出ることで、頭痛やめまい、耳鳴りや倦怠感が続くことを指します。長期にわたり様々な症状を引き起こすこともあり、最も厄介なむち打ちの種類のひとつです。

・脊髄症(脊髄損傷)

首の骨の中を通る脊髄(神経)が損傷することで、しびれや震え、ひどいときには歩行障害にまで発展することがあります。交通事故によって発生する後遺症の代表格でもあり、その後の生活を大きく変えてしまうものとなります。

・神経根症

打撲などにより、首の骨がゆがみ正しく並ぶことができなくなったとき、神経を圧迫することがあります。肩甲骨から上の首や腕、頭を動かしたときに痛みを感じます。しびれやだるさを伴うこともあり、日常の何気ない動きに制限がかかってしまうこともあります。

・バレリュー症候群(後部頚交感神経症候群)

事故後しばらく経ってから、頸部の交感神経の異常興奮が起こることを指します。しびれやだるさに加え、耳鳴り、吐き気、視力の低下、食べ物や飲み物がうまく飲み込めないなどの症状が現れることがあります。

・頚椎捻挫

ごく一般的に「むち打ち」と呼ばれるものの約8割を占めるのが頚椎捻挫です。骨や神経を損傷していてはいませんが、靭帯・筋肉が傷んでいます。張りによって首や頭を動かすときに痛みが生じたり、神経が圧迫されることにより頭痛やめまい、気分が悪くなるといった症状を引き起こします。

 

「むち打ち」とは、車の衝突など意図しない衝撃によって、体がムチのようにしなってしまうことで首に何らかの障害がおこることを指します。運転している方は、周囲の状況を見ていることからある程度身構えることができますが、同乗者はそれができません。結果として、上に挙げたもののいずれかを経験してしまうのです。

 

事故に遭ったら、重篤なケガ(骨や神経、脳脊髄液の問題)がないかをすぐに調べてください。大げさと思ってはなりません。救急車を呼び、レントゲン検査など必要な検査を受けましょう。これを怠ったばかりに、後に後遺症に悩まされる方も少なくないのです。

骨や神経には問題がないことがわかれば一安心です。今は辛くとも、痛みはいずれ解消されます。

大事なことですのでもう一度。

事故に遭ったら、必ず精密検査を受けてください。しびれや痛みといった似た症状であっても、原因によって対処法は全く異なるのです。

——————————————————————————————————————-
こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

 

カテゴリー:むちうち

2015.6.29.mon
むちうちでの怠さが抜けない

むちうちを経験したことのある方ならばお分かり頂けると思うのですが、「いつまでも怠い」「いつまでも疲労感が抜けない」ということがあります。
私どものところへ来院くださる方にも、そのような方が多くいらっしゃいます。

事故直後なのか、事故からある程度の時間が経過しているのかにより、怠さや疲労感の原因は異なります。

事故の直後であれば、事故の衝撃によって筋肉が異常に緊張していますから、それが原因です。
筋肉の緊張は怠さを呼びます。
この緊張をほぐすことが第一段目の治療です。

その初期の期間を過ぎても怠い・疲れる場合は、自律神経の乱れが考えられます。
痛みに対して、過度に敏感になっているのです。
神経を上手くコントロールできていない状態に陥っていることがあります。

だるさ

意外に思われるかもしれませんが、呼吸と眠りの関係は密接です。
肩甲骨周辺は、とても大切な部分です。
この辺りが緊張し、硬くなっていると呼吸が浅くなることが知られています。
呼吸を正しく、深く行うためには胸をしっかりと開くことが必要ですが、背中の筋肉が緊張していると胸がしっかりと開きません。
就寝中にこの状況が続くと、質の良い睡眠をとることができず、疲れを持ちこしてしまうのです。
自律神経が乱れている場合は、時に興奮状態にあることもあります。
この興奮が、睡眠を邪魔してしまうこともあり得ます。
「よく眠れなかった、疲れが取れていない」という時は、このような状況であることも珍しくありません。

肩甲骨周りのマッサージやストレッチを行ってみてください。
深呼吸も大切です。
リラックス状態へと導く呼吸法もあります。
私どもでは、その呼吸法のアドバイスも行っています。

緊張を解く深呼吸のワンポイントアドバイスをさせて頂こうかと思います。
4秒かけ深く吸い込んで、4秒止めます。
肺に入れた空気を、8秒かけてゆっくりと吐き出してください。
これを繰り返すと、副交感神経が優位となり、緊張をほぐすことができます。
ここで気を付けて頂きたいのは、「吐くこと」に意識を集中させることです。
きちんと吐ききらないと、次の空気を取り入れることができません。
自律神経の乱れによる緊張であれば、この呼吸法でかなりリラックスできるはずです。

ご自分の怠さがむちうちによる緊張性のものなのか、自律神経から来るものか見分けがつかないことも多いでしょう。
一度ご来院ください。
最適な施術を行い、あなたに合った「日常生活で心掛けるべき事」をお伝えします。
——————————————————————————————————————-
こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:むちうち

1 / 2
  • 1
  • 2