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2013.9.2.mon
半月板は傷ついていても無症状な人が多いんです
サッカー選手の長友佑都さんが今年4月、左膝半月板を損傷し一時は今季絶望と伝えられました。手術も不可避だと言われましたが、リハビリのみで見事復帰。膝を支える筋力をバランスよくしっかりつけるリハビリが功を奏したのでしょう。
ところで、膝にある半月板とはどんな役割を果たしているか知っていますか?半月板は膝内部の内側と外側にあり、半円形ずつ1対の三日月状の板が合わさって円環状になっている軟骨組織で、ジャンプや屈伸などの膝関節の動きがスムーズに行えるようクッション的な役割を果たしています。
半月板が損傷するほとんどの場合は、スポーツなどで膝関節をひねり、水平方向にストレスが加わった時です。サッカーやラグビーでタックルされた時、水泳の平泳ぎで繰り返しひねりが加わった時、重量挙げでバランスを崩した時、又はランニングなどの単純な動作でも半月板が損傷することがあります。また、高齢者の方は加齢に伴い半月板が磨耗し傷んでくるという場合が多いです。
しかしこの半月板という部位、3分の1弱は完全な軟骨組織ではなく血管や知覚神経がほとんどありません。髪の毛や爪などの知覚神経がない部分を切っても痛くないですよね。それと同様に半月板を損傷をしても痛みを伴うことがほとんどないのです。つまり、半月板が損傷し膝に疼痛、水腫、腫脹などの症状が表れた場合、原因は半月板自体にあると思われがちですが本来半月板は痛みを伴わない為、原因は周囲の筋肉や靭帯の問題だと考えられます。
しかし、半月板が過度な加重などにより真っ二つに断裂した時などは自然に再生することは望めない為、必ず手術が必要となります。手術をすれば当然復帰までに時間がかかり、その後のリハビリなどにも相当な時間を要することとなるでしょう。スポーツ選手や部活をしている学生さんにとってそれはとても厳しい状況になってしまいますね。
半月板を痛めないようにする為には、正しいフォームで運動することがとても重要になります。イチロー選手など一流と呼ばれるスポーツ選手は、人間の体の仕組みにとても詳しくまた自己管理に長けていると聞きます。フォームを整える事が如何に大切かということを知っている選手とそうでない選手とでは大きな違いが出てくるのは、当然といえるでしょう。
こながや整骨院では、スポーツトレーナーとしての経験・知識をふまえ、しっかりと体のケアをしながら様々なアドバイスをしています。そうした事を日々のトレーニングの中に少しずつ加えていくことによって記録や成果が飛躍的に伸びたり、日常の動作がとても楽になっていくことでしょう。
ちょっとした怪我だから大丈夫だろう、とか、少し痛むけど我慢できる、などと、痛みに向き合わずそのままにしておくと後々大きな怪我や故障に繋がってしまいます。我慢は禁物ですよ!ぜひお気軽にこながや整骨院にお問合せくださいね。
カテゴリー:スポーツ外傷・障害