院長の診察日記

2016.3.26.sat
野球肘は早期治療が必須です!治療方法にもお答えしています

野球を続けている方にとって、肘の痛みは大問題です。
特に投手にとっては頭の痛いことではないでしょうか。この肘の痛みは「野球肘」とも呼ばれ、決して珍しいことではありません。

良くない投球動作で過度の練習を行うと、この野球肘が起こります。肘の内側の筋肉の炎症で済めばよいのですが、重症のケースであれば靱帯損傷や剥離骨折を起こしていることもあります。
投球動作の直後に痛みを感じるときは、すぐにアイシングをしましょう。痛みを感じたら冷やし、練習を数日休めば痛みが解消するのであれば炎症のはずです。
それでもなお、1週間以上痛みが続く場合は靱帯損傷や剥離骨折にまで発展していることが考えられます。
整形外科に行き、レントゲンやMRIを撮ってもらってください。サポーターやテーピングの知識を身につけ、肘に無理をさせないことも重要です。

好きな野球を続けるためには、自分の体を守る術を身に着けておかなければなりません。
痛みが治まれば練習の再開となりますが、このときには投球フォームを正しいものにする、そのために必要な筋肉のトレーニングやケアの方法を知ることで痛みを再発させないよう心がけてください。

特に成長期にあるお子さまには、夢を持ち続けて頂きたいと思います。

このブログにたどり着いてくださった方は、恐らく親御さんが大半ではないかと思います。無理をさせず、正しいフォームと筋肉トレーニングで夢も体も長続きする環境を整えてあげたいと思っていらっしゃることでしょう。
成長期の子どもさんの骨はまだ骨として完成してはいません。やわらかい骨に無理をさせてしまえば、変形や剥離骨折などのトラブルが起こってしまうことも想像に難くありませんね。

野球肘が発生するピークは11~12歳とされ、望ましい練習量は
・小学生―1日2時間まで、週3日以内
・中学生~高校生―週に1日以上の休養日が必要
とされているそうです。
(整形外科部会・「青少年の野球障害に対する提言」)
http://www.rinspo.jp/pdf/proposal_03-1.pdf

練習量に対する基礎知識、テーピングやアイシングやストレッチへの理解をもつことで、親御さんとしてもお子さんをサポートすることができるはずです。
もしもお子さんが野球をしていて、時々肘を痛がるようならば、一緒にご来院ください。
治療という形でお手伝いをさせていただきます。

また、トレーニング方法やテーピングについてもお教えできることがあれば、最大限のサポートをさせていただきます。

スポーツ選手のサポート経験をもつこながや整骨院は、お子さまのスポーツライフをより充実したものとできるように全力でバックアップ致します。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
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カテゴリー:スポーツ外傷・障害