院長の診察日記

2016.7.8.fri
小さな子どもが交通事故でむちうちになった場合の悪影響

小さな子どもでもむちうちになります。
体重そのものが軽いうえに、体がしなやかですのでむちうちになりにくいという特長はありますが、それでも決して「むちうちにはならない」ことはありません。
子どものむちうちも大人と同様、すぐに症状が表れず、しばらく経ってから変化が起こることがあります。
異変を感じたら自分で病院へ行って症状を伝えられる大人とは違い、子どもはそれができません。
そのため、ツライむちうちの症状を抱えたまま長期間過ごしてしまうこともありうるのです。

病院はレントゲンなどの精密検査をもって「異常はありません」とすることがあります。
「お医者さんに異常がないと言われたから…」と、むちうち経験者ならご存知だと思いますが、とてもツライ首の痛み、肩こり、頭痛などを誰にも気づかれずに、子どもがひとりで耐える続けることになります。

「手を上げない」、「片方の手しか使わない」「呼んでもこちらを向かない」、など少しでもいつもと違った様子が見られる場合はすぐに相談、受診するようにしてください。

もしもむちうちとなってしまった場合、子どもにどのような影響を及ぼすのでしょうか。
体が出来上がった大人とは違い、これから成長していく子どもの体は、筋肉や骨が大きく・伸びていく時期にあります。
このような大切なタイミングで、むちうちによって体に強い緊張が残ってしまうと、体がゆがんだまま側彎症になることもありうるのです。

また、首を痛めたことで、視力低下をしてしまうケースもあります。
さらに、睡眠障害やめまい、吐き気など自律神経の乱れから来るつらい症状に日々悩まされ、それが「集中力のなさ」「悪い夢を見る」「夜泣きをする」という体調変化となって表れることがあります。このような症状が“子供だから当たり前”とならないよう、体の動きだけでなく、体調の変化にも気づいてあげなければなりません。

子どもが交通事故にあってしまったとき、大人と同じく、最初に受ける検査で外傷や骨折の有無を確認し治療をします。
それらが治ればそこでおしまいではなく、子どもをむちうち治療に長けた整骨院に連れて行ってください。
レントゲンに写らない筋肉の凝り固まりを確認できれば、その後の治療はスムーズに運びます。

大人と同様、むちうちを疑うときは整骨院が最適です。
症状をうまく伝えられない子どもだからこそ、念入りに症状の観察・治療を続けていただきたいと思います。

子どもにとって大切なのは、親の「観察力」と「治療をあきらめない心」です。
こながや整骨院は、これまでもむちうちに悩むお子さんの治療を行ってきました。
また、子どものいるスタッフもいますので、親御さんと一緒に子どもさんの治療サポートをすることができます。
「おかしいな」と思うことがあれば、すぐにご相談にいらしてください。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
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カテゴリー:交通事故, 子ども事故治療