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2013.8.14.wed
「膝の水(水腫)を抜くとクセになる」ってホント?!
患者さんと膝痛について会話していてよく聞かれることがあります。
「膝の水(水腫)を抜くとクセになるってホントですか?」ということですが、むしろ「クセになるんでしょ?!」と確認されるような聞かれ方をよくされます。
結論から言いますと「クセになることはない」です。
正確に言いますと水を抜くだけで(注射器などで)原因を治療せずにいると、また溜まってしまうことが多く、繰り返しになってしまうので「クセになる」といわれるようです。
実際は水が溜まった状態を慢性化させてしまうことはあまり良くない、できれば早く水腫を除去して原因に対してしっかり治療する方が望ましいといえます。
水腫を慢性化させてしまうと…
1.痛みが慢性化する。
2.関節包が腫れる(肥厚する)
3.他へ炎症が波及しやすい
などを引き起こしやすく、痛みの慢性化は膝をかばって動かなくてはならない為、他の部位へ負担をかけ、腰や股関節、足首に痛みを引き起こすことが多く、悪循環をまねいてしまいます。
では、なぜ水が溜まるのか?それは、膝関節や膝周囲の筋肉に炎症が起きた為です。
では、なぜ炎症が起きたのか?その原因を治療しなければ繰り返しを招いてしまいます。
多くは、
・怪我(外傷)による
・酷使しすぎ
・間違った動作(使い方)の繰り返し
・筋力不足
・変形性関節症
のいずれか、もしくはいくつかが絡み合って引き起こされたのものだと考えられます。
当院ではその原因を患者さんとともに探しながら、治療していきますので「クセになる」ことを防ぐことができます。
さて、その治療方法ですが、当然原因によって治療・施術も変わってきますが、まずは水をなくさなくてはなりません。注射で抜くというのも一つではありますが、抜くほどたまっていないという人も多く見受けられます。(私もそうでした)
その場合は、
1.超音波治療器で関節包を刺激することにより再吸収を促進させる
2.サポーターや包帯などで圧迫と無理な動きの制限をする
3.アイシングや消炎鎮痛剤(湿布)などで炎症を抑える
4.痛み(炎症)が治まってきたら、痛みのない範囲で膝周りの筋肉を動かす
などを行うことにより水の再吸収を促すことができます。
また、その中でよりはっきりした原因(直接的・間接的を含め)を探ることができ、根本的な治療へと結びつけることができると思います。
本来、原因があってたまった水(水腫)ですから、その原因を解決してあげれば自然に治すことができ、「クセになる」ということはありません。
当院では年齢・性別・生活スタイルなど考慮のうえ、適切な施術と指導をさせていただきます。
カテゴリー:保険施術