院長の診察日記

2015.7.23.thu
妊婦さんの治療について

私どものところへ通院されている方の中には、悲しい事に妊婦さんでありながら交通事故に遭われてしまった方もいらっしゃいます。

妊婦さんである以上、レントゲンを撮れないことが治療を難しくします。
お医者さまも、症状をヒアリングし、患部を診ても、レントゲンを撮れない以上「腰部捻挫(ようぶねんざ)でしょう」「腰椎捻挫(ようついねんざ)でしょう」と言わざるを得ない状況のようです。
これが、妊婦さんの治療を難しくしている原因です。

妊婦さん

特に腰の場合は、妊婦さんにとってはデリケートに取り扱って欲しい場所のはずです。
大事な命の宿っているおなかに近い部分だからです。

私どもへ来院されても、電気治療も行えません。
ですが、少しでも症状を軽減して頂きたいとの願いから、マッサージなどの手技で施術をさせて頂きます。
当院では、妊婦さんへの骨盤矯正や産後の骨盤矯正も行っており、その経験を買ってくださってか、インターネットで探してわざわざ遠方からお越しくださる患者さまもいらっしゃいます。

私どもでは細心の注意を払いながら施術を行います。
デリケートな時期である臨月までに、何とか症状を軽くして頂けるよう努力しています。
事故による腰痛で通って頂いた患者さまは、産後も骨盤矯正のために通ってくださることが多いです。
安心して頂けている事の証だと、私どもも幸せに思っています。

妊婦さんには、独特の特徴があります。
関節を柔らかくするホルモンが出ているのです。
これによって、骨盤が開きやすくなり、出産に備えているのです。
この特徴にから、事故などの衝撃に弱くなっている側面があり、腰痛やむちうちの症状が強く出ることがあります。
この症状をカバーするために、筋肉を余計に使わざるを得ず、更に辛い思いをされるのです。
同じ車に乗っていたのに、ご主人はほとんどむちうちの症状が出ていない、一方奥様は首が痛い・腰が痛いといった症状が出ていることが多いのは、このような理由からなのです。

ご来院頂く前に、一つだけ確認しておいて欲しいことがあります。
事故に遭われた後には必ず産婦人科へ行き、お子さまと母体にトラブルがないかを調べておいてください。
もちろん、私どもからお願いはしなくとも、すぐにかかりつけの産婦人科へ行かれるでしょうが…。

それでなくても、妊婦さんは体の重心が変化したり、おなかの重みを支えるために骨のラインが変わったりで辛いものです。
そういうタイミングで事故に遭ってしまうと、先に挙げたホルモンの変化により衝撃を受けやすくなっていますので「なぜ私が…」とショックを受けてしまわれることでしょう。

妊婦さんへの施術も数多く行っている私どもで、行えるだけのお手伝いをさせて頂きます。
まずはお電話でのご相談を頂けますよう、お待ちしております。
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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
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カテゴリー:主婦の怪我/痛み