院長の診察日記

2015.12.18.fri
交通事故の示談後の変更について

一度示談が成立した事故は、その示談をひっくり返すことは難しいといわれます。
それもそのはず、「お金を払って治療もしてもらったし、必要なときは仕事にいけなかった分の収入も補填しましたね。これでOKですね」という書類にサインをしてしまっているからです。
「もうこれ以上は必要ありません」と認めてしまっているのですから、後に「やっぱりまだ治療が必要でした」ということを言うのは非常に困難なのです。

一番大事なのは、被害にあった方の体が元通りになることです。
つまり、医師や、保険屋さんに認められた整骨院から「もうこれで大丈夫ですよ」というお墨付きを得てからサインすることが大切なのです。

中には、経済的な理由から、早めに慰謝料を受け取りたいという思いでサインをしてしまう方もいらっしゃいます。
間に入ってくれている保険屋さんに聞いてみてください。
「会社に出勤できなかった分の休業損害は、月ごとに支払ってもらえないのですか」と…。
休業損害分については、月ごとに仮渡金を請求することができるはずです。

治療費については、保険屋さんが間に入っている限り、病院や整骨院へ支払いをしてくれますから、何ら心配をすることはありません。
大切なのは、適切な治療行為を行える病院・整骨院を選ぶことです。
適切な治療行為と認められない場合は、治療費の対象外となりますので注意が必要です。

交通事故の示談後の変更について

もしも不幸なことに、何らかの後遺症が残るかもしれないといわれたときには、更に注意が必要です。
安易に示談をしてしまうと、「その後のことは知りません」とされてしまうからです。
これを変更しようとすると、様々な証拠をかき集め、保険屋さんに申し出た上で裁判にまで発展してしまうこともあるのです。
これは、ケガをされたご本人にとっては、とても辛く、悲しい作業となるはずです。

安易に示談をしないで頂きたいのは、このような理由があるからです。
たとえ経済的な理由があるにしろ、また、相手側から「まだ治らないんですか」といった暗黙の圧力がかかったとしても、「もういいや」と投げやりにならないで頂きたいのです。

もしも、保険屋さんの対応に疑問を感じたら、わたしたち「こながや整骨院」にもご相談ください。
治療を行うと同時に、患者様の置かれている状況に合わせた治療方針の打ち出しを行います。
また、弁護士や行政書士、保険代理店との独自のネットワークで、本来患者さまが主張すべきことの正当性を相手側に伝えることも可能です。

「交通事故の示談後の変更」―これはとてもむずかしいこと。
これを覚えておいてください。
そして、治療や示談でお困りの際には、是非当院へお越しください。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
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