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2014.5.27.tue
接骨院と整骨院のちがい
当院は「こながや整骨院」なのですが、「こながや接骨院」と思われて、
問い合わせをされる方も中にはいらっしゃいます。
一文字違いの「接骨院」と「整骨院」。一体どういった違いがあるのでしょう?
どちらも柔道整復師が施術をし、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷(肉離れ)などの怪我を治療します。
その様な怪我に対しては保険が適用されます。
(整体院は保険が使えませんので、その点で整骨院と整体院は大きく違います。)
もともとは「接骨院」としてほねつぎや脱臼の整復などを本来の生業として受け継いできたのが柔道整復師でしたが、
最近では骨折や脱臼をすると整形外科をまず受診する方がほとんどで、
なかなか骨折や脱臼を接骨院で治療するという患者さんは少なくなりました。
骨折・脱臼の治療には医師の同意が必要というのもその一つの要因かもしれません。
(捻挫や打撲・挫傷は医師の同意は必要なし)
そのため、接骨院では捻挫や打撲・挫傷を取り扱うことが多くなり、
ほねつぎというイメージが薄くなってきました。
そこで身体(骨や筋肉)を整えるというイメージがわきやすい
「整骨院」という名前が使われるようになってきたのだと思います。
ですから、ほねつぎ・脱臼の整復といった昔ながらの手技を大切にしているところは、
「接骨院」を使うところが多く、もっと広く身体(骨や筋肉)の痛みを取り扱いますよ
というところは「整骨院」という院名を使っているところが多いのではないかと思います。
(あくまで私個人の考えですが…)
こながや整骨院では、主に捻挫や打撲、肉離れといった整形外科や病院に行くまでもない症状や
骨折や脱臼のリハビリとして通院される患者さんが多く、
病院よりも患者さんに近い治療院としてご利用していただいています。
先日来ていただいた患者さんは、肩が外れてしまって自分で直したが、痛みが取れないという症状でした。
肩を自分で入れたときに、まわりの腱や筋肉を傷めてしまったのでしょう。
腕が120°以上あがらない状態でした。
こういった患者さんには、本来の位置に戻すという整復と、
痛みをとる施術と再発を防ぐためのリハビリ(筋トレ)をしていきます。
骨折や脱臼をしてしまった患者さんが駆け込んできた時には、
整骨院としての応急処置として、診察や整復をしますが、
その後に整形外科へ行って、レントゲンチェックなどの精密検査をしてもらわなくてはなりません。
病院の時間外だったり、緊急性が高かったりという場合には、
まずは応急処置として整骨院に来院していただけるといいですね。
身近な駆け込み寺として皆様のお役にたてればと思っております。
カテゴリー:健康保険について