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2014.8.25.mon
呼吸と寿命の関係
寿命が長いという長生きは、実は「息が長い」という「長息」だという話があります。
そもそも人が死ぬということは、呼吸や心拍数が人体の限界数(寿命)に達するということです。
まわりを見ていると神経質な人は短命で、比較的のんびりとした人はゆったりと生活しているから、
長生きしている気がするのは、呼吸に関係しているのかもしれません。
昔からの言い伝えでは、人が生まれて死ぬまでにする呼吸の数は、大体決まっていると言われています。
だから長生きしたいなら、時間をかけて数の上限に達するように、ゆっくりとした呼吸をしなくてはならないという話です。東洋の体操であるヨガや太極拳などは、ゆっくりとした呼吸法を練習しますね。座禅でも呼吸は大切だと聞いています。
体に武術の型を覚えこませたり、体力をつけたりするまでには厳しい練習や走り込みなどが必要でしょうが、
達人の域に達すると、武道家たちはハアハアと呼吸が上がって、息苦しくなってしまうような練習をしなくなるそうです。
そのかわりにおへその下にある丹田(たんでん)にぐっと力を入れて、腹式呼吸の練習をします。
丹田のところにあるチャクラを意識して深い呼吸をするのは、ヨガも同じですね。
深い呼吸ができるようになると、試合中の緊張なども、呼吸法で和らげることができます。
達人たちが試合中でも落ち着いているように見えるのは、もちろん厳しい試合を何度も経験してきたからもあると思いますが、この呼吸法にあるのかもしれません。
十分に鍛えられたプロのスポーツ選手やオリンピックに出場するような選手が、あまり長命でないのは、厳しいトレーニングや走り込みなどで呼吸数を使いすぎてしまっているから、という話もあります。
例えばジョギングやエアロビクスなどで息がハアハアして呼吸が上がってしまうと、体の中に活性酸素がたくさん発生して、本来は健康なはずの自分の細胞を攻撃してしまうために、体によくありません。特に高齢者の方は、残り少ない呼吸数を大切に使っていかなくてはいけないので、おしゃべりができる程度の運動にしなくてはいけません。
若いときは、早起きして近所をジョギングするのもいいですけど、年を重ねてからは公園でラジオ体操をしたり、太極拳をしたりして、呼吸数を大切にしながら健康を目指すことがオススメです。
カテゴリー:骨盤矯正