院長の診察日記

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2015.4.27.mon
通勤バスで事故に遭ったら…

私共をお訪ね下さる患者様も、事故に遭う状況は様々です。
今回ご紹介するケースは、「通勤中バスに乗車していたところ、そのバスが乗用車と接触事故を起こしてしまった」というものです。

その方は、いわゆるむちうちの症状である腰と首の痛み、そして倒れないよう手すりを急に掴んだため手首も傷めていて、まず整形外科へ行かれたということでしたが、仕事場の近くにある当院への通院を希望して来院されました。

お仕事をされながらの通院だと整形外科は早く診療が終わってしまったり、待ち時間が長かったりしますので、19:30まで受付していて、来院予約の取れる当院は忙しい方には特に都合が良いかもしれません。
この方も毎回、次回の来院予定を入れ、極力待たなくて済むようにお昼休みとか、ちょっとした隙間時間を見つけては通院していただいております。

またお仕事で運転が多いという方もいらっしゃると思います。
その様な方が腰痛を抱えてしまうと仕事に支障が出てしまうかもしれません。
休業補償でもいいのですが、できるだけ早く本来の仕事を無理なくこなせるに越したことはありません。
そのために、運転の多い方の為にテーピングで保護、補助をしたり、コルセットを貸し出したり、座席を硬くするなどの工夫やアドバイスもしています。

テーピング

また、むちうちで背中や首を傷めた方は、自律神経が乱れがちになります。
自律神経が乱れると不定愁訴と言われる、夜の寝つきが悪くなったり、めまいや動悸がしたり、偏頭痛やまぶたの痙攣がおきたり、不安感、不快感などの症状が現れやすくなります。
このような場合は、肩甲間部や側頭筋など自律神経に関係する部分の手技に加え、超短波治療器でそれらに関連する部位を体の深部から温める(内臓を温める)という治療も行います。
外部からのアプローチはもちろん、内部からのアプローチも大切にしております。

むちうちはれっきとした外傷であるにもかかわらず、外部から見える傷がないだけに、周囲の人に理解されづらいものです。
そのような「解ってもらえない」という不安感も、患者様の気持ちを更に追い詰めるものになってしまうことがあります。
身体の痛みと不安感で負のスパイラルのような状態になってします方もいらっしゃいますので、出来るだけ早くご相談ください。
私共は、むちうちの辛さを充分承知しています。

気軽に立ち寄って頂けるアットホームな雰囲気と、患者様のお悩みにとことん耳を傾けることが当院の信条です。
痛みはもちろんの事、不安やちょっとした違和感にも耳を傾け、難しい保険手続きや交渉などのお話もお伺い致します。
一緒に、痛みと不安に立ち向かうサポーターとして、私共をご利用いただければと思っております。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:むちうち, 交通事故

2015.4.24.fri
自転車事故の危険性

近年、健康のため、通勤のために自転車を利用する方が増えました。
それにつれ、ニュースでも自転車が絡む事故の問題も取り上げられることが多くなったように思います。
自転車用の保険商品もありますし、ある自治体では加入が義務化されたと聞いています。

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私たちのところへも、自転車と自動車での事故でいらっしゃった方がおられます。
自転車でコンビニの駐車場から出ようとしたところ、同じ駐車場に停めていた車がその方の自転車に気づかないままバックで出ようとして衝突したという事故でした。
確かに車のスピードは出ていませんが、自転車に乗っている方は車のボディーのように守ってくれるものもありませんので、結構な衝撃を受け、おまけに自転車がケガをひどくさせてしまうことにもなってしまったのです。

腰を強打し、すねには倒れた自転車による擦り傷と打撲痕が、首はむちうちとまでは言わないまでもかなりの張りがありました。
別の方は、バイクで右折レーンにいたところ自動車と接触して来院されました。倒れまいと足・手でこらえたため、ひざと手首を傷めていらっしゃいました。
車の内部のように何かに守られているものではありませんので、転んで打撲、倒れまいとして捻挫や挫傷というケースが多いのも自転車やバイク事故の特徴です。

実際に転倒しなくても、他の自転車や車とぶつかった以上は接触事故です。
接触され、転倒をこらえたが故のケガはれっきとした事故ですから、きちんと相手も対応してくれるでしょう。
もしも相手がそのまま逃げ去るようでしたら、ナンバーを覚えておき警察に届け出るべきものです。
決して泣き寝入りせず、記憶しているナンバーや車の特徴を警察に届け出て相談しなければなりません。
警察が事故として扱ってくれれば、相手の任意保険・自賠責保険との相談が始まります。

相手が事故を起こしたことにすら気づいていなかったため立ち去った、気づいていながらも立ち去った、どのケースであってもけがをされた方ご本人が泣き寝入りするのは一番良くない事です。
警察署へ提出するための診断書は、私共でも出すことは可能です。
ご自身で記憶している状況と、この診断書と合わせて警察に提出することで、その後の展開もスムーズになるはずです。

けがをされて一番つらいのはご本人です。
体の治療と同時に、警察への相談をスムーズにするための準備をしてください。

・事故の時の状況は?
・それを証言してくれる人はいますか?
・一部でもナンバーを覚えていますか?
・  車種や色を覚えていますか?

すぐに覚えていることをメモしておきましょう。
そして、とりあえず当院に相談していただいても結構ですし、警察に相談していただいても大丈夫です。
痛みを取るためのお手伝いはもちろん、交通事故の手続きや診断書の準備もさせて頂きます。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
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カテゴリー:交通事故

2015.4.20.mon
ヘルニアの症状について

ヘルニアというと、痛くてたまらないものというイメージをお持ちかもしれません。
ですが、痛みを感じず、自覚症状のないままヘルニアを持っている方もいらっしゃることをご存知でしょうか。
逆に、あまりの痛みに「ヘルニアではないか」と思っていらっしゃる方が、実はヘルニアではなかったということもあります。

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ヘルニアには腰椎ヘルニア頸椎ヘルニアがあります。

腰椎ヘルニアについて少しご説明します。
背骨(腰椎)と背骨の間のクッションである椎間板が、偏った姿勢や作業などで無理な負荷が長期にわたりかかることにより押し出されてしまい、神経に触れてしまうために痛みが生じるのがヘルニアです。
治療は大きく分けると手術と保存療法の二つに分かれますが、排尿障害や歩行困難が無く、症状が痛みだけであれば保存療法を選択することが多いように思われます。

では保存療法はどんなものなのか?
何もしない(安静)というのも一つですが、積極的治療としてはマッサージやストレッチ、腰痛体操などが考えられます。
押し出された椎間板は自然吸収されることもありますが、ほとんどの場合は押し出された椎間板はそのまま残ってしまいますが、それでも痛みは軽減し、ほとんど気にならないという状態まで回復させることはできます。
やはり背骨の支持組織である脊柱起立筋や腰方形筋などを健全な状態に戻してあげることが大切になります。

また、日常の姿勢や癖になっている動作などが原因となっていることが多い為、その原因を患者様と探していくということも大切なことです。
どのような状況でどのような動作で痛みが出るのか、分析していくことで本当の原因を探して根本的治療を目指すことができます。

ヘルニアは腰だけではありません。
最近では頚椎ヘルニアも増えてきています。
長時間のPC作業やスマホ操作の影響もあると思いますが、ひどい肩コリや鈍痛に加え、手にしびれが出ているような場合は要注意です。
ヘルニアかどうかの鑑別診断はMRIでなくては確定できませんが、症状や徒手検査である程度予測することができます。
首から肩の痛みやしびれでお悩みの方は一度ご相談ください。

また、動きの中で痛みが出るとか、何かきっかけのある痛みであれば健康保険で治療できる場合もあります。
しつこい腰痛にお困りでお医者さんにヘルニアと言われたという方も痛みの原因がヘルニアだと決めつけず、一度当院にいらしてみてください。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:ヘルニア

2015.4.17.fri
交通事故での治療の優先順位について

最近、珍しいケースの事故でけがをされた方が来院されました。
駐車場内に停めてあった車の中で、職場の方同士で仕事に関する打合せをしているさなかに衝撃を受けたというものです。
同じ駐車場に停めてあった車の運転手が、アクセルとブレーキを踏み間違い、ぶつけられたものでした。

駐車中ということもあり、その方はシートベルトをしていませんでした。
衝撃は大きく、ハンドルに顔をぶつけられ鼻の骨を骨折し、さらにむちうちで首、腰まで痛めてしまわれたのです。

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鼻の骨折については整形外科で治療を受けられましたが、首や腰は私共での治療をご希望でした。
その病院で、「鼻が治ったら首と腰の治療をしましょう」と言われたからだ、とのことだったのです。

おそらく鼻の治療を優先させてのことだと思いますが、
ご本人にとっては、鼻も痛い、首も腰も痛いというトリプルの痛みに苦しめられていたのですから、我慢できずの来院でした。

首の可動域に制限がないか、神経障害(しびれなど)がないかのチェックをし、すぐに治療をさせて頂きました。
首の筋肉の緊張が認められましたので、電気治療や超音波治療器でほぐし、
痛みを抑えながらストレッチやマッサージの施術を行い、無理な動きをしないようテーピングで保護することにしました。

ご自宅でできるストレッチや雨の日や冷える日の過ごし方のアドバイスもさせて頂きました。
むちうちは、短ければ1ヶ月、長くても3か月程度で痛みは軽くなります。(しっかり治療を行えば)

この方の場合、特殊だったのは病院で鼻の治療が終わってからむちうちの治療をしましょう、と言われたことです。
ですがご本人の辛さを考えると、鼻の治療と同時にむちうちへの対処も行って頂きたかったところです。

整形外科での鼻の治療と同時に接骨院でのむちうち治療を行うことを、保険会社としてはどう扱うのかはその保険会社の担当者次第です。
まずはご本人から保険会社にかけあって頂くのが筋ではありますが、あまりにも対応が冷たい場合には私共からも電話連絡を入れるなどの”援護射撃”を行わせて頂きます。

ですが、保険会社が一番弱いのは、受傷された患者さんご本人の言葉です。
痛いものを我慢する必要はありませんし、治療が本当に必要ならば強く訴えてください。

過去にもありましたが、当院へお越しになった患者さんで症状に疑問が生じた場合には
「これはちゃんとMRIを撮った方がいい」と判断したときには、きちんとした整形外科へご紹介したこともあります。

保険会社は、このような画像診断に関してはかなり寛容といいますか、客観的資料として欲しがる部分もありますから、必要に応じてそのような画像を撮れる病院へのご紹介を致します。

当院では信頼できる整形外科との連携を大切に治療を進めていきますので、万が一症状の改善が思わしくない場合はご相談ください。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
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カテゴリー:交通事故