院長の診察日記

2016.3.22.tue
再発防止ケアを! 〜ぎっくり腰の治療について〜

ビリッとした刺激を感じ、その後痛みが続く「ぎっくり腰」。
厚生労働省の調べによれば、腰痛は男性1位、女性でも2位の訴えという高順位だそうです。
そのなかでも「ぎっくり腰」は、腰部椎間板ヘルニアや腰部椎間板症から腰椎の捻挫や筋膜性の腰痛まで様々な原因で引き起こされる急激な強い痛みを症状とするものの総称です。

急性腰痛とも呼ばれ、突然襲ってくることが特徴です。朝起き上がることも難しく、洋式トイレで用を足すことすら辛い、苦しい腰痛です。腰の痛みだけではなく、お尻や足先にかけてビリビリと痺れがはしることもあります。

のようなときは、まず安静にすることをおすすめします。
痛みを感じる部分が熱を帯びているようならば、寒気を呼ばない程度に冷やしましょう。
これがご自分でできる初期の手当てです。

少し痛みが落ち着き、動くことができるようになったらご来院ください。
痛みの少ない施術を行います。というよりも、痛みを感じる部分と関連してはいるものの、少々離れた場所の筋肉をほぐす施術から行います。
例を挙げれば、お尻や大腿、背部などです。痛みがあるうちは、痛い部分を中心に、その周囲が凝り固まっていることも多くあります。痛みをかばう姿勢がこれらの凝りを招いているのです。
一見遠回りのように思われるかもしれませんが、「あたらずも遠からず」の部分からのアプローチによって、痛みが軽くなるまでの期間を短くすることができるのです。

マッサージなどでこれらの部分をほぐし、腰痛の“要”である部分の熱が引いてくれば、いよいよ本格的に腰痛を軽減するための施術をします。症状や治療の頻度に左右はされますが、早ければ1週間程度で日常生活に戻ることができます。

ぎっくり腰は、体を動かす人にありがちな腰痛と思われていますが、意外にもデスクワーク中心の方にも多いものです。その理由は、「運動不足」です。体を動かさないという生活習慣は、腰を支えている筋肉が弱くなるという悪循環を招きます。
腰痛と腰周りの筋肉の関連は、もうどなたもがご存知のはずです。治療が終われば、次に行うことは再発防止です。

あの痛みを二度と経験したくない…。そんな思いで日々びくびくしながら生活をしていませんか。
こながや整骨院では、治療だけでなく、ぎっくり腰と深い関連のある筋肉を鍛える運動法やストレッチ法もお伝えしています。毎日の暮らしの中でこれらを実行していただければ、ぎっくり腰の再発の可能性を最低限に抑えることができます。

それでも、腰周りの筋肉の違和感を感じたときには、早めに再来院してください。
お体の状態を確認のうえ、必要な施術を行い、あの深刻な痛みの再来を防止するケアを行います。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:ぎっくり腰

2015.9.25.fri
ぎっくり腰の症状

ぎっくり腰には前かがみになると痛いパターン、後ろに反ると痛いパターンです。
更にはしびれが足に現れる方もいらっしゃいます。

前かがみになると足にしびれが出るケースですと、ヘルニアを疑わなければなりません。
前かがみで痛みを感じるときには、後ろに反るストレッチを行います。
マッケンジー体操と言われる、腰痛に効く体操があります。

体をそらせると痛い場合は、大体の方が背中の筋肉がとても緊張しています。
この緊張状態に負荷をかけてしまうがために、体をそらせると痛みを感じるのです。
こういった場合は、前屈のストレッチをおすすめしています。
ウイリアム体操とよばれるものです。

ぎっくり腰にも色々ありますが、疲労が蓄積することによって引き起こされるケースもあります。
ひどい場合には、前にも後ろにも体を曲げられなくなってしまいます。
このようにひどい症状の期間は、無理に動かしてはいけません。
どうぞ安静になさってください。

 

通院できる状態になれば、体の外部からのケアでのお手伝いを致します。
動かせる関節を動かし、周囲の筋肉を緩めることから治療を開始します。
痛い部分をマッサージしてしまうと、痛いだけでなく、更に筋肉が緊張しますから危険です。
動かせる範囲の中から、腰の痛みに関連した筋肉へと徐々にアプローチしていきます。
人によって異なりますが、概ね3日間は痛みを我慢しなくてはなりません。
ここで無理をしてはいけません。
「痛いけれども動かせる」というところまでひとまず回復させます。
この第一段階をクリアできれば、ここからが本格的な治療の開始です。
この「痛いけれども動かせる」というタイミングでじっくりと治療をします。
なぜこの段階が大切なのかというと、痛みを極力早く取り除かないと、「かばいの動作」を体が覚えてしまいます。
体の歪み、動作の悪い癖が知らず知らずのうちに身についてしまうのです。
かばいの動作は、体を正しく使えていないこと。
これが、またぎっくり腰を呼んでしまう事にもつながってしまうのです。
かばいの動作が身についてしまう前に、しっかり・じっくりと治療をすることが何よりも大切です。

お話をしながら、なぜぎっくり腰になってしまったかの原因も探っていきます。
座りっぱなしで腸腰筋が緊張している、体を使う仕事のために背中の筋肉が張っている、理由は様々です。
もしも背中の筋肉が悲鳴を上げている状態ならば、モノを持つときには足を使いましょうといったアドバイスもさせて頂きます。

理想的なのは、背中の筋肉とおなかの筋肉をバランスよく使っている状態です。
姿勢のチエック、正しい姿勢のキープの仕方などその方に合ったご指導を致しております。

ぎっくり腰を癖にしないようにしっかり治療しておきましょう!
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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

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カテゴリー:ぎっくり腰, 保険施術

2015.7.30.thu
腰痛に効くストレッチ

腰痛にはいくつかの種類があります。
前かがみになった時に痛いパターン、後ろに反ると痛いパターン、足にしびれが出るパターンと、大きく分けるとこの3つです。

前かがみになると痛い時、とくに足にしびれを感じる方は、ヘルニアが疑われます。
もちろん整形外科でレントゲンやMRIを撮り診断してもらうことが確実ですが、いろいろな徒手検査法によっても推測することができます。
このような方に指導しているのは、体を後ろに反らせるストレッチで、マッケンジー体操というものがあります。

一方、体をそらせると痛いという症状は、背中の筋肉の緊張が強い方によく見られるものです。
一度痛みを覚えると、その痛みを感じたくないがゆえに、更に筋肉の緊張を招いていることがあります。
このような方は、どうぞ前屈のストレッチを試してみてください。
これを、ウイリアム体操といいます。

詳しいやり方は当院にてご指導させていただきますが、その方個人の状態にあった体操やストレッチを正しく行ってもらうことが大切です。

腰痛と一言でいっても、原因は様々です。
それに対応したストレッチで筋肉や筋を柔らかくする必要があります。
ストレッチはあくまでもストレッチですから、無理に行ってはいけません。
身体の筋肉を、良好な状態にもってゆくために実行する柔軟体操であることを忘れないようにしてください。
出来る範囲内で、ゆっくりと、が大切なのです。
お風呂上りなど血行の良い状態の時に、毎日少しずつ、痛みを感じない程度に、が基本です。
筋肉の緊張が腰痛を招いているとお聞きになり、驚かれる方も少なくありません。
腰にトラブルを抱えているのではないか、骨に異常があるのではないか―。
整形外科でレントゲンを取っても異常が見受けられない場合は、筋肉や筋の問題であることがほとんどです。
骨や神経に異常がなければ、積極的にストレッチを行うようにしましょう。

ストレッチ

「整形外科に行ったけれど、特に異常は見つからなかった。それでも腰痛がひどい」とおっしゃる方は、是非当院へお越し頂きたいと思います。
その様な方も珍しくはありません。

ヘルニアがあっても痛みが無い方もいれば、画像上異常が無くても痛みがひどい方もいらっしゃいます。
その様な場合は、丁寧な問診や触診、徒手検査で原因を探っていくことが必要かと思います。

痛みが長く続くほど、かばいの動作や痛みの我慢で筋の緊張が増し、本来の原因が隠れてしまうことも良くあります。

少しずつ、マッサージやストレッチで筋肉を弛め、本来のバランスや筋肉の緊張を取り戻すことによって頑固な腰痛も解消できるものなのです。
「腰」は、にくづきに要(かなめ)と書きます。
立つにも、歩くにも、腰かけるにも―すべての体の動きの中心部分として、大きな役割を担っています。
生活に支障を来たすほどの腰痛になる前に、ストレッチで体を自由にしてあげてください。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

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カテゴリー:ぎっくり腰, 日常

2015.7.29.wed
ぎっくり腰の症状について

「魔女の一撃」という言葉をご存じでしょうか?
英語での表現になるのですが、実は「ぎっくり腰」のことを表した言葉です。
では、なぜぎっくり腰になるのでしょうか?

いくつか考えられますが、代表的な例を上げますと
①ヘルニアの急性症状
②腰椎の捻挫
③疲労の蓄積による筋性防御
などが挙げられます。

当院に来院される患者様のなかでも一番多いと感じるものは、③の筋疲労の蓄積によるもので、「原因が良く分からない」とか「軽い物を持とうとした時に痛めた」とか「何となく感じていた違和感がだんだん動けなくなるほどの痛みなった」
などとおっしゃることが多く、症状自体も動けないほど痛いという人から、動けないほどではないけど、前かがみがつらいなどと多少幅があるようです。
蓄積された疲労が些細なきっかけでギックリ腰の引き金になることが多く、中には「寝ていただけなのに朝起きようとしたら動けなくなった」と言う人もいらっしゃいました。

動けないほどの症状のときは、無理して病院や治療院に行こうとしたりするよりも、安静にした方が良い場合が多いと感じます。
身体的には「これ以上の負担はかけないでください」というサインで自分の体を守る為にあえて動けなくしている状態なので、ここで無理に動いてはいけません。
痛みが長引くどころか、この痛みをかばうために、他の場所を傷めてしまう可能性があるからです。

ぎっくり腰

整骨院では、このような患者さまのお手伝いをする時、動かせる場所の筋肉から徐々にほぐしていきます。
いきなり痛い場所の筋肉に触れてしまうと、外からの力に対して肉体を守ろうと余計に筋肉が硬くなってしまうことがあるからです。
腰に関連した充分に動かせる筋肉からじわじわと緩めてゆくのが、むしろ“正攻法”なのです。
痛くても動けるようにという状況を第一段階目の目標とするのです。
それでも、施術から3日間は痛みが残るかもしれません。
そのときにも、やはり無理はせず、極力動かさないようにしてください。

3日を目安にして、それでも強い痛みが続いたり、痛みの場所が変わってきたりした場合は、その部分こそきちんと手当てしなければならないところです。

身体が動かないほどの痛みであれば嫌でも安静にせざるを得ないでしょうが、動けるようになるとつい無理をしてしまうものです。
このときの無理な動作が、痛みをかばう動作になり、その動作が別の部分を痛めたり、バランスを崩したりという負のスパイラルに陥ってしまうことがあります。
それが「ギックリはクセになるから」ということになるわけです。
この負のスパイラルを断ち切るためにも、動かせるけれど痛い、という段階を大事に過ごして頂きたいのです。
かばいの動作が身についてしまう前に、身体のゆがみを正さなければなりません。
このタイミングでの治療が、とても大切といえます。

当院では、患者さまのお話を伺いながら、腰痛の原因を探ります。
座りっぱなしのデスクワーク中心の方でしたら、腰だけでなく腸腰筋というおなか側の筋肉が緊張していることが多くあります。
肉体労働をされている方でしたら、背中を中心に力を入れることで背筋が悲鳴を上げていることもあります。

バランスの良い姿勢とは、おなか・背中の筋肉を上手に、バランス良く使っていることを指します。
ご自分ではなかなか意識できない部分だろうと思いますが、そのコツ、ポイントなども当院ではアドバイスさせていただきますので、腰痛治療から姿勢矯正までを一連の施術として責任をもってご指導いたします。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
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カテゴリー:ぎっくり腰

2014.4.14.mon
ぎっくり腰について

ぎっくり腰は<季節の変わり目に起こりやすい>と言われていますが、冬から春へと変化するこの季節、腰の痛みを抱えている方がとくに多いように感じます。

気温が低くなる冬の間に体の芯から冷え切ってしまい、その上に年度の切り替わりの時期。
心も体も休まらず、ストレスが溜まってしまいますね。追いうちをかけるように、花粉症が始まり、鼻がムズムズしてたまらないという人も。おもわず出てしまったくしゃみでぎっくり腰になったというケースも、とても多く見られます。

本来、春は桜が咲き、木々が芽吹く素敵な季節のはずなのに、腰を痛めてしまうのはとても残念ですよね。
最近の調査によると、生涯において一度以上腰痛を経験したことのある人は83.4%もいるようです。このぎっくり腰、日本だけのものではなく、欧米では「魔女の一撃」とも言われています。ふっと油断したところに、魔女の杖からの鋭い一撃。ああ、なるほどって感じですね。

そして春はお引越しの時期でもありますね。普段重いものを持ち慣れない方が、荷造りで疲れてしまっている上に、荷物がいっぱい詰まったダンボール箱を持ち上げたりして。それでぎっくり腰になってしまった、という方もいらっしゃいます。

そもそもぎっくり腰の原因は、疲労、冷え、運動不足、ストレスと言われています。それらが原因で腰の周りの血行が悪くなり、筋肉がカチカチに固まってしまったところに、ふとしたキッカケが与えられ、痛みが発症します。そのキッカケというのは、決して特別なものではなくて、くしゃみをしたり、ハンカチを拾おうとしたり、ものを持ち上げようとしたりという、日常生活のごく一般的な動作が大部分です。そんな不意のキッカケによって、腰の痛みが引き起こされるのです。

人間の背骨を横から見てみましょう。アルファベットのS字に似た曲線を描いていますね。この骨盤から垂直に伸びるS字カーブは、2本足歩行へと進化していく過程で人間だけが獲得したもの。犬や猫、チンパンジーの背骨は横向きに平行に伸びています。人間への進化の過程で、90度回転して垂直になったわけですから、問題が出てくるのはある意味仕方がないのかもしれません。

ぎっくり腰の予防法は、このS字カーブを意識して無理な体勢を補い、腰の負担を減らすことになります。例えばイスに座っているときは、タオルや柔らかいクッションなどで、腰と背もたれとの隙間を埋めてあげましょう。キッチンの流しで料理や洗い物をするときには、膝を少し曲げて上半身が前かがみの姿勢にならないようにしてあげましょう。

2013-06-13 13.59.56[600]

カテゴリー:ぎっくり腰

2013.10.28.mon
ギックリ腰(急性腰痛)の増える季節

最近の新規患者様の傾向で腰痛を訴えて来院される方が増えています。
特にぎっくり腰急性腰痛)の患者様が多いようです。

今の季節、熱帯夜続きだった夏から一転、明け方が涼しくなりますよね。涼しいを通りこしてけっこう冷える日もあります。当然、体も冷えます。身体が冷えると筋肉が固くなるのです。それで、朝、顔を洗おうとして前屈みになるとか、靴下を履こうとして前屈みになるとか、そうしたときに、筋肉にまだその動作の準備できていない状態で動かそうとするから、ピキッとなってしまうわけです。

もともと疲労が積み重なっていて「そろそろ危険だよ」っていう状態のときに、そういう動作がキッカケになることがほとんどです。
医学的に見て、ギックリ腰になった時に腰の筋肉がどういう状態なのかというと「過度な緊張状態」にあると言えます。「これ以上は無理」という体からの拒否反応ですね。これ以上疲れを溜め込むことができません!と、体が悲痛な叫び声をあげていると思ってください。
だから、朝、起きて顔を洗おうとして前屈みになったのが悪いのではなく、もともと既に積み重ねられた疲労があって、その動作がキッカケになっただけなのです。

人が重い物を持とうとするときに「ヨイショ」と声に出したりするのは、体に「今から重い物を持ち上げるよ」と言い聞かせて、前もって準備をするようなものです。事前に心構えができているから、そういうときには重い物を持ち上げても、ギックリ腰にはなりにくいものです。
ところが、不意討ちには弱い……くしゃみなどのとっさの動作や何気なく靴を履く動作など、油断しているときにギクっとなりやすいのです。
でもそれは、その動作が悪いのではなく、あくまでキッカケに過ぎません。やはり、もともと積み重なった疲労とか、冷えとか、歪みとか、そういう、腰回りの筋肉に原因となる下地があっての症状なのです。ですから、下地を治さないと癖になるのです。

また、ギックリ腰は癖になるとよく言いますよね。癖になるのは、根本からきちんと治していないところに原因があるのです。
痛みが無くなる時期と体が完全に治る時期とには、実はタイムラグがあります。ところが皆さん、痛みが引いたらそれで「良し」として、日常生活に戻ってしまいます。そうすると、痛みを庇う動作が残ったまま日常生活を続けることになり、結局それが歪みの原因になり、また新しい疲労につながって、疲労の蓄積から再びギックリ腰になる、という悪循環におちいるのです。
そこをしっかりケアしてあげないと慢性的な腰痛につながり、治りきらない状態が続くことで「癖になる」。

では、ギックリ腰になってしまった時、その瞬間はどうしたら良いでしょうか。病院に行くにしても、次の動作をするにしても、動かないわけにはいきません。程度にもよりますが、本当にひどいときは何をしてもなかなかすぐには痛みは治りません。病院や診療所に行っても、どうにもならないのがギックリ腰です。
ギックリ腰は、始めの3日間は強い痛みがありますが、その後1週間ぐらいで、だいたい動けるようになります。
ですから、本当に動けないほどの痛みがある時は、無理をして動かない方がいいと思います。家に居て、消炎鎮痛剤を使うなりして、安静にしてもらった方が無難です。

骨盤矯正などの施術をして治る場合もありますが、まれにひどくなる場合もあるので、お勧めしません。一か八かで施術をするよりは、恐らく3日間ほど安静にしていれば動けるようになるのですから、その方が良いと思います。

明日試合があるとか、発表会に出なければいけないとか、そのような急を要する場合には、「施術してみましょうか!?」という選択肢をご提案することもありますが、そうでなければ、3日間ほど安静に過ごしてもらうのが一番だと思います。
しかし、ここで忘れないでいただきたいのは、3日経って痛みが引いたからといって「治ったわけでない」ということです。

先程も申し上げましたが、だいたい1週間で動けるようになります。でも、その後3週間ぐらいかけて通院しながら、腰回りの違和感が無くなるまで、しっかり「治して」いただきたいのです。また、他人の助けを借りなくても動ける程度の痛みでしたら、ぜひご来院をお勧めします!
当院には「ぎっくり腰に特化した施術」がありますので、ある程度動けるような痛みの患者様にはかなりの改善が期待できます。

以前、鏡を見て自分の腰が曲がっているのに驚き、慌てて来院された患者さまがおられました。お話を伺うと、以前ギックリ腰になったけれど、既に痛みはなく、今は何ともないとおっしゃいます。この患者さまは、“疼痛緩和姿勢”つまり、ギックリ腰の痛みを庇う動作が身についてしまって、痛みが引いてからも曲がった姿勢のままで日常生活に戻っているのです。
曲がったままでいるから、それが癖になり、体に必要以上の負担をかけ、またギックリ腰がぶり返すことになります。つまり、曲がった姿勢を正しい状態に治してあげれば、癖になるのを防止できるのです。

いずれにしても、ギックリ腰になった後のケアを、おろそかにしないでくださいね。
こながや整骨院は、ギックリ腰の一時的な対処だけでなく、根本的な治療をお手伝いします。
動けるようになってからの治療に、是非いらしてください。

2013-06-13 14.00.23[400]

カテゴリー:ぎっくり腰

2013.6.6.thu
「ぎっくり腰の治療法」 研修会を行いました

本日、当院は研修会を行っておりまして、「ぎっくり腰の治療法」について勉強いたしました。

ぎっくり勉強会

早く患者様のぎっくり腰を治したい気持でいっぱいです。
必ず結果を残せるよう勉強しましたので、ご安心してお越しくださいね。

院長 小長谷 陽

カテゴリー:ぎっくり腰