院長の診察日記

2015.3.17.tue
成長痛(セーバー氏病)

当院にも「成長痛」と呼ばれる痛みを訴えるお子さんがいらっしゃいます。
今回は「セーバー氏病」と呼ばれる「かかとの痛み」についてご説明してみたいと思います。

これは小学校高学年から中学生頃に多い症状です。
つまり、成長期によく見られる障害・痛みということです。

骨も筋肉もバランスよく成長してくれればいう事はありません。
しかしながら、成長期の骨の成長に筋肉の伸びが追いつかず、加えてスポーツで筋肉を疲労させ緊張が強くなると、筋腱が骨を引っぱり痛みが出てしまうということが起こります。

かかとは踵骨(しょうこつ)にアキレス腱ががっちりと固定されている部分です。

ふくらはぎ周辺の筋肉の成長が骨の成長に遅れた場合、ふくらはぎは張りつめてしまい、しなやかさを失います。
これにより、がっちりと固定されたかかとの部分に大きな負荷がかかってしまうのです。
体の構造上、これは仕方のない事です。

セーバー

これを少しでも緩和するために、私たちでは

ふくらはぎの柔軟性を取り戻すためにふくらはぎのストレッチを指導をしたり、
マッサージや超音波を施したり、
運動時の負荷を軽減するためにテーピンングをしたりします。

また、最近は筋膜リリースと呼ばれる筋肉がスムーズに動くことができるように筋肉を包んでいる筋膜にアプローチすることで、だいぶ痛みを和らげることができるようになってきました。

それでも毎日、整骨院へ通うというのも難しいかもしれません。
そのときは、シューズのインソールのかかと側だけ切り取ったものを、それまで履いていたシューズの中に入れ、かかと部分を少し持ち上げることを提案します。

こうすれば、既に張ってしまっているふくらはぎの筋肉を少しだけ緩めてあげることができます。
これでしたら、日々の生活の中での措置として手軽に行えます。
多少の緩和ではありますが、積極的に取り入れて頂ければと思います。

私どもの整骨院では、バスケットやサッカー、陸上などのスポーツをしている子がこのセーバー氏病での痛みを訴えるケースが多いように思います。

それでなくても骨の成長に筋肉の伸びが追いついていないところ、張りつめたふくらはぎの筋肉を使って走り回っているのですから、やはりそれは痛いだろうと感じます。

体の成長のために行うスポーツは良い事ですが、このような症状が現れた時にはできるだけ早い処置を行うようにして欲しいと思います。

おどすつもりはありませんが、ひどくなってしまうとかかと全体が腫れ、歩くことにも痛みを伴うようになり、そうなると、スポーツだけでなく日常生活にも支障が出てしまいます。
そうなる前に、早目の来院、早目の対処を心がけてくださいね。

とはいえ、長い目で見ると、成長による一時的な痛みであり、ずっと痛みが残り後遺症が出るようなものではないので、骨の成長を実感しながらうまく付き合っていく方法を何とか探して行く手助けができればとも思います。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
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カテゴリー:成長痛, 日常