院長の診察日記

2016.4.20.wed
交通事故のPTSDやうつ病について

交通事故に遭ってしまったら、辛い治療期間を経験しなければなりません。
またその後、日常生活に戻ったときに、辛くもPTSDやうつ病をも経験する方がいらっしゃいます。
PTSDやうつ病について知っていると知らないとでは、ご自分の日々の暮らしが大きく違ってきます。
もしも心にも傷を負ってしまったら……どのようにすればいいのでしょうか。

■PTSDとは?どんな状態が起きるのでしょうか?
誰もが一度は耳にした事のある「PTSD」という言葉。このPTSDを具体的に挙げると、以下のように分類できます。

・過覚醒症状
いつどこで、どんなことが起こるかわからないと考え、常に心や体が緊張してしまう症状です。

・フラッシュバック
事故に遭った時のことをふとした瞬間に思い出したり、夢に見たりと、何度も恐怖に襲われてしまいます。

・回避症状
心の傷の原因となったものと距離を置きたくなります。交通事故の場合は、車や電車に乗れなくなることもあるそうです。

・麻痺症状
心理的ショックから、喜び・悲しみなどの感情を持てなくなってしまう状態です。

■うつ病とは?
うつ病とPTSDとは別のものです。
長期間にわたり強いストレス下にいると、心理的に追い詰められ、無気力になってしまうことがあります。
一時的に似た状態を経験されたことのある方はとても多いはずです。
週末、何も考えない時間や趣味に没頭することでリフレッシュできればよいのですが、それでもなお無気力な状態が続くようならうつ病を疑わなくてはなりません。
朝起きることが辛い、これまで趣味にしてきたことにも興味がわかないことが続いてしまうようなら、心療内科を訪れることも大切です。いわゆる「電池切れ」のような状態ですから、何らかの方法で充電をしなければなりません。

■わかってくれる人に気持ちや体を預けることの必要性
事故によりPTSDやうつ状態となってしまったら、その見えない傷に寄り添ってくれる相手を一人でも多く見つけることを目指しましょう。
心の痛みは、手のひらの上に取り出して見せられるものではありません。
こころの専門医、または多くの患者さんの治療を行ってきた整骨院で心と体を手当てしてもらうようにしてください。
事故による受傷者を良く知る整骨院ならば、リラックスでき、施術の最中にあなたの不安をも聞いてくれます。
職場で「まだ働けないのか」、家庭で「家事はできないのか」といったプレッシャーを感じるのであれば、そのことを語ってみてください。それだけでも、かなり気持ちが楽になるはずです。

あなたの気持ちを理解してくれる人を見つけること、それもまた大事な「治療」のひとつなのです。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

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カテゴリー:交通事故