院長の診察日記

2016.7.15.fri
小さな子どもがむちうちになった際の治療法

小さな子どもが事故にあってしまったとき、ケガや骨折などの治療に終始してしまい、むちうちに気づかないこともよくあるようです。
レントゲンに写らない症状はなかなか把握しづらく、病院に行っても「頚椎捻挫、全治2週間」といった診断を下され、「様子を見ましょう」と言われることが一般的です。
子どもは上手に自分の体の具合を言葉にできないのが“普通”のことです。
だから親が気づき、これから成長してゆく子どもさんの体を、一日も早く不調から立て直してあげなければならないのです。

子どもさんがむちうちになってしまった、もしくはむちうちかもしれないと考えられるときは、事故に遭う前としぐさや機嫌の変化を比較・観察してください。集中力が欠けていたり、頭痛や不眠を訴えていたり、首が変な方向に傾いたままといった変調があればすぐさま首の筋肉の様子を診てもらうべきです。

子どものむちうち治療に通じている私たちは、以下のような治療を行います。
・体の様子を観察し、状態をきちんと把握します
・親御さんにも話を聞き、体調の変化を確認します
・首の周囲を電気やマッサージで治療します(子供でも嫌がらない施術)
・首周りから波及したと考えられる他の部位の緊張を解いていきます
・体調の変化に合わせた治療法を選びます

一番行ってはならない治療は次のようなものです。
・漫然とした電気治療、マッサージ
・子どもさんが嫌がる治療(痛い・ポキポキと音がする)

このような治療は、子どもが嫌ってしまうものです。
治療は、お子さんが通うことを拒否しないことで初めてスムーズに運びます。
嫌われてしまえば、症状が落ち着くまでに時間がかかってしまうと同時に、その不快な症状が固定してしまうことにもつながります。

もしも、病院や整骨院でむちうちの症状が改善しないような気がしたり、体の状態・治療に関して説明がなされなかったり、定型化された治療しか受けられないようなときは、どうぞこながや整骨院にお越しください。

私たちは、指先を通して「体の声」を聞いています。
毎回変わる体調の変化に応じ、その日必要な治療を使い分けます。
今後想定される体の変化に合わせて、治療法のご説明もいたします。
子どもが症状を言葉にできないからといってそのままにしておいてはならないことは、私たちも知っています。
多くのお子さんの治療の体験をしているからです。
子どもの体を守れるのは、親だけです。
お子さんの体の状態と、親御さんの気持ちにまで寄り添う治療を心がけていますので、気になることがあれば一度ご相談におみえください。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
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カテゴリー:交通事故, 子ども事故治療