院長の診察日記

2015.5.22.fri
熱中症について

この頃から注意を払っておきたい熱中症。
この熱中症は、取り入れる飲み物によってその症状が大きく左右されます。

あまり気にしていらっしゃらない方もおられるようですが、アルコールは水分補給にはなりません。
体内でアルコールを分解するために、むしろ水分が必要となってしまうのです。
お茶やコーヒーにはカフェインが含まれていますが、このカフェインも利尿作用を持っていることから、体の水分を排出してしまいます。
これらの飲み物は、当然口から取り入れて摂取するものですから、「水分を摂った」という気分にはなりますが、その実、水分を補給するどころか、むしろ水分を体から放出してしまうことになります。
「液体を飲んだ」というイメージにごまかされないようにすることが大切です。

熱中症

何よりも大切なのは、本当の水です。
そして、そこに塩分をプラスしてください。
筋肉―神経の連絡には、多少の塩分、ナトリウムが必要です。
ナトリウムなどのバランスをうまく取っているのはスポーツ飲料です。
ですが、一方で気にしなければならないのが、スポーツ飲料に含まれるカロリーです。
カロリーが気になる方は、薄めて飲むといった工夫をされるとよいでしょう。
自分の体や生活に合わせて上手に取り入れてください。

また、夜寝ている間にトイレに起きることがありますが、この時体外に排出しただけの水分もきちんと補給しておく必要があります。
夜間の水分補給を怠ると、翌日起きた時の血中水分が減少していますので、足がつりやすい状態になっています。
血液がサラサラでない証拠です。
老廃物もうまく排出できない状況ですから、疲れも残っているという状況に陥りやすくなるのです。
水分の摂り方に注意を払うことも、一つの健康管理法です。
わざわざキッチンにまで足を運ばなくてもよいように、枕元に水筒などを置いておくとよいかもしれません。

日中には、「のどの渇きを感じる前に水分補給をする」というのが最大のポイントです。
のどが渇いたと感じるときには、既にかなりの水分が体から失われている状態です。
そのサインが出る前に水分補給をすることが何よりも大切です。
飲み方にも工夫が必要で、一度に大量の水を摂るよりも、こまめに摂る方がより効果的です。

日本人が昔から夏場に利用してきた麦茶は、熱中症対策には有効です。
ノンカフェインである上に、ミネラルを含んでいるからです。
古来からの知恵を活かし、コーヒーや紅茶の代わりに飲んでみる事もよいかもしれません。

摂るべき水分への理解と、飲み方の工夫で熱中症を未然に防いでください。

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