院長の診察日記

2015.8.26.wed
事故に遭ってしまったら

不意に訪れるトラブルに、交通事故があります。
つい今しがたまで元気に歩いていたのに、突然、悪夢の瞬間に見舞われる―。
それが交通事故です。

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文字通り「天地がひっくり返る」経験ですから、受傷した方はパニックに陥ってしまいます。
特に、救急車を呼ぶほどでもないと瞬時に判断してしまったケースで多いのが、

・相手を確認していない
・連絡先の電話番号を正しく聞けていない
・相手の免許証の確認をしていない
・警察への事故の連絡をしていない
―といった、確認や連絡ミスです。

どのような軽い事故であっても、後に痛みが発生することもあります。
上記のような確認は、どんなささいな事故であっても必ず行っておいてください。

とはいっても、事故に巻き込まれた直後に、これら全てを完璧に行うことはむずかしいかもしれません。
交通事故に遭った方の中には、その瞬間の事を覚えていないという方もいらっしゃる程です。
慌ててしまうのは、むしろ自然なことともいえるのです。

それでも決して忘れてはならないのが、「相手の免許書や身分証を呈示してもらうこと」です。
そして、警察への連絡も忘れずに行ってください。
今はほとんどの方が携帯電話やスマートフォンを持っていますから、必要であれば免許書・身分証をカメラに収めておくべきです。
それができなければ、車のナンバーだけでも記憶、記録しておきましょう。
脅すつもりは毛頭ありませんが、このメモや写真がないばかりに、後の治療や補償に影響を来たしてしまった方を私たちは知っています。

まずは、整形外科を受診しレントゲンや必要な検査を受け診断書を作成してもらいます。
もしも整形外科へ行かず、直接私たちのところへいらっしゃった患者さまには、適切な整形外科の先生へお繋ぎ致します。
この診断書が、安心して治療に専念して頂くための大切な一枚となるのです。
そして、この書類が、警察への届け出へのワンステップとなってくれるのです。
整骨院でも警察提出用の診断書を書くこともできますが、先々のことを考えると整形外科での受診をお勧めします。

必要な書類を整えておくことで、患者さまやご家族の加入されている保険でカバーできないかを探ることもできます。
もしも、相手が不明であっても、何らかの手立てを見つけられるよう、私共の人的ネットワークをお使いください。

事故直後は気を張っていることもあり、痛みに気づかないことも往々にしてあります。
ですが、体をどこかにぶつけたり、転んだりしたのは事実です。
今のこの瞬間に抱く感覚だけで判断せず、先々のために証拠となるメモや写真は必ず残しておくことを強くお勧めします。
どんな小さな事故であっても、必ず警察へ届け出る、という強い気持ちを持ってください。
あなたと、ご家族の将来が一気に変わってしまうこともあるのが交通事故なのです。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

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カテゴリー:交通事故, 健康保険について