院長の診察日記

2016.5.4.wed
交通事故後にレントゲン検査では「異常なし」と言われたけれど、痛みが続いているのは何故!?

交通事故後に、首を動かすと痛い、鈍痛感がある、気分が悪いなどの症状はありませんか?

きちんと病院で検査を受け、レントゲンを撮って「異常なし」と診断されたけれど「なんだか体の不快感や痛みが続いている」などの症状はでていませんでしょうか?
理由が見当たらないのに、不快な症状に悩まされていれる方がいれば、ぜひ知っておいてほしいことを今回はお話します。

過去にも何度かこのブログで紹介しましたが、交通事故に遭遇してしまった場合、とても大切なことは「まずは必ず病院へ行き、精密検査を受けること」です。
理由は後で骨折などの異常が見つかったとしてもタイミングによっては人身事故扱いにならないことがあるからです。
そして実際、レントゲンをきちんと撮り、骨折など何も異常はないのに不快感や痛みが続くことがあります。
この原因として挙げられるのが「むちうち症」です。
むちうち症は、骨の異常ではなく、筋肉や神経、靭帯が傷つくことで起こります。これは骨の異常を映し出すレントゲンに現れないのは、ごく普通のことなのです。

理由が見当たらないのに、不快な症状に悩まされることほど辛いことはありません。
周りの人に理解してもらえない、自分自身でも原因がわからず釈然としない……。
もしそんなお悩みをお抱えならば、わたしたちこながや整骨院のお任せください。

当院ではこれまで多くのむちうち患者さまを診てきました。その経験から、あなたにとってどのような治療が大切なのかを判断します。

まずはお話を聞かせてください。そして、体の辛い部分を見せてください。
痛みをかばうために姿勢が崩れ他の部分に無理をさせているのなら、そのかばう動作をどう避ければいいのかを見極め、アドバイスすることもできます。
体にゆがみが発生しているのなら、それを矯正することもできます。

私たちは、患者さまの辛い痛みを心ごと受け止める整骨院でありたいと思っています。
むしろ、他の人にはわかりづらい辛さであるからこそ、きちんと納得できるまで治療に励んでいただきたいのです。
レントゲンに写らない痛みは、手で触れることでその声を聞くことができます。

誰も分かってくれない、そんな事故後のむちうち症は「手で聞く」プロにお任せください。
ひどいむちうち症では、不眠や倦怠感、めまい、吐き気といった現象もみられます。
症状が重くなる前に、痛みを解消しなければなりません。
お体の状態とお話から、あなたに今一番必要な治療が何なのかを判断し、きちんとご説明いたします。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:むちうち, 交通事故

2016.4.27.wed
交通事故後の耳鳴りやめまいについて

交通事故に遭遇した後、耳鳴り・めまいを経験する方は少なくありません。ひどい方ですと、単に異音が聞こえる耳鳴りだけでなく、難聴気味にまでなることがあります。

この症状は、事故に遭ってしまった方にとって「お気の毒」という言葉で済まされない状態です。いつになったら耳鳴りやめまいが解消されるのか……そのような不安でいっぱいなのではないでしょうか。

■交通事故の後、筋肉は“異常”に緊張します
むちうちを一度は経験された方ならご存知ですが、事故後は首から背中にかけての筋肉が異常に張ってしまいます。
不意の衝撃によって起こるこの筋肉の緊張は、首周りの神経を圧迫してしまい、耳鳴りやめまいを引き起こしてしまいます。
レントゲンを撮っても「異常ありません」と言われることが多く、「けれど実際には耳鳴りやめまいがするのだけど……」と困惑される方もたくさんいらっしゃいます。
このような場合は、まず筋肉の張りを取り除くことから始めます。

■血圧上昇・貧血も原因のひとつ
交通事故に遭った後の耳鳴りやめまいは、自律神経の乱れによって引き起こされる血圧上昇が原因である場合があります。
これもまた、筋肉の張りにより血管が圧迫されることによって生じる現症のひとつです。
筋肉の張りが原因であると疑われるときは、張りを緩めることで症状緩和へのアプローチを行います。
首周りの太い血管は、脳へ栄養や酸素を送り込む重要な“器官”です。これが健全な状態でなければ、耳鳴りやめまいが起きてしまうことは想像に難くありません。

■むちうち患者さんのうち、10%の方に「耳鳴り」が発生しています!
これまでは、むちうちの症状の中に含まれていた耳鳴りですが、いつまでも続く耳鳴りは”事故の後遺障害”として認定されるようになってきています。
それほど、日頃の生活に影響のあるものとして世間に認知されてきたということです。
もしも、レントゲンを撮っても異常なし、と言われてしまった場合は、まず原因として考えられる筋肉の張りを取り除くことから始めましょう。
神経の圧迫、血管の圧迫を少しでも早く開放することが大切です。
他の人にはわかってもらえない辛い症状にも、きちんと耳を傾けるのがわたしたちこながや整骨院です。
「もう治療は終わりましたか」という保険会社からの連絡にも、怯えずにご来院ください。
必要とあらば司法書士など法の専門家とタッグを組み、最大限の治療を受けていただけるようお手伝いをいたします。
もう、一人で悩まないでください。ご自身の判断で治療を打ち切る前に、一度ご相談いただければと思います。

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少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

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カテゴリー:むちうち, 交通事故

2016.4.20.wed
交通事故のPTSDやうつ病について

交通事故に遭ってしまったら、辛い治療期間を経験しなければなりません。
またその後、日常生活に戻ったときに、辛くもPTSDやうつ病をも経験する方がいらっしゃいます。
PTSDやうつ病について知っていると知らないとでは、ご自分の日々の暮らしが大きく違ってきます。
もしも心にも傷を負ってしまったら……どのようにすればいいのでしょうか。

■PTSDとは?どんな状態が起きるのでしょうか?
誰もが一度は耳にした事のある「PTSD」という言葉。このPTSDを具体的に挙げると、以下のように分類できます。

・過覚醒症状
いつどこで、どんなことが起こるかわからないと考え、常に心や体が緊張してしまう症状です。

・フラッシュバック
事故に遭った時のことをふとした瞬間に思い出したり、夢に見たりと、何度も恐怖に襲われてしまいます。

・回避症状
心の傷の原因となったものと距離を置きたくなります。交通事故の場合は、車や電車に乗れなくなることもあるそうです。

・麻痺症状
心理的ショックから、喜び・悲しみなどの感情を持てなくなってしまう状態です。

■うつ病とは?
うつ病とPTSDとは別のものです。
長期間にわたり強いストレス下にいると、心理的に追い詰められ、無気力になってしまうことがあります。
一時的に似た状態を経験されたことのある方はとても多いはずです。
週末、何も考えない時間や趣味に没頭することでリフレッシュできればよいのですが、それでもなお無気力な状態が続くようならうつ病を疑わなくてはなりません。
朝起きることが辛い、これまで趣味にしてきたことにも興味がわかないことが続いてしまうようなら、心療内科を訪れることも大切です。いわゆる「電池切れ」のような状態ですから、何らかの方法で充電をしなければなりません。

■わかってくれる人に気持ちや体を預けることの必要性
事故によりPTSDやうつ状態となってしまったら、その見えない傷に寄り添ってくれる相手を一人でも多く見つけることを目指しましょう。
心の痛みは、手のひらの上に取り出して見せられるものではありません。
こころの専門医、または多くの患者さんの治療を行ってきた整骨院で心と体を手当てしてもらうようにしてください。
事故による受傷者を良く知る整骨院ならば、リラックスでき、施術の最中にあなたの不安をも聞いてくれます。
職場で「まだ働けないのか」、家庭で「家事はできないのか」といったプレッシャーを感じるのであれば、そのことを語ってみてください。それだけでも、かなり気持ちが楽になるはずです。

あなたの気持ちを理解してくれる人を見つけること、それもまた大事な「治療」のひとつなのです。

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少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

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カテゴリー:交通事故

2016.4.13.wed
もし交通事故などでむちうちになったら!? 〜むちうちのセルフケア〜

もしも不幸にして交通事故に巻き込まれ、むちうちと思われる症状に見舞われてしまったら、まず行っていただきたいことがあります。
このことを知っているかどうかは、その後の状態を左右する大きなポイントです。

本日は、そのとても大切な初期手当の方法をご紹介します。

 ■まずはとにかく「冷やす」ことです
むちうちは急激に筋肉が伸びてしまうことによって、炎症が起きてしまいます。
この炎症をできるだけ早く抑えることが重要ですから、交通事故に遭ってしまったら、すぐに首周辺を冷やしてください。
冷却シートや氷枕などでとにかく冷やすことを心がけてください。
これを行っているかどうかで、その後の治療期間に差が出てしまいます。
冷やすと同時に、安静にしてください。それでなくても辛い時期ですから、炎症を最小限に抑えるためにも静かに過ごすのが一番です。

■次に安静状態を保つために「固定」してください
いくら安静に、とは思っていても、生活をしている以上は知らず知らずのうちに首周りを動かしてしまいます。
これを避けるため、簡易的に固定をすることもお勧めしたいと思います。

1.薄手で長めのハンドタオルを用意してください。
2.次に縦に四つ折りにし、首回りにマフラーのように巻きつけてください。この時、首の前の部分で、苦しくない程度にきつめにひと結びしましょう。
3.こうすることで、簡易的に固定でき、自分自身でも「首を大事に」と意識できるようになります。

折りたたんだタオルの内部に冷やした保冷剤を仕込んでおけば、固定しながら冷却も可能です。眠るときは事故防止のためにタオルは外してくださいね。

■炎症期が過ぎたら「温める」がポイントです
首周りの熱が冷めたことが実感できたら、次は積極的に温めるタイミングを迎えます。
熱湯につけた熱い蒸しタオルを首に当ててください。時間をかけてタオルが冷めていく温度差で血行がスムーズになります。
もちろん入浴も積極的に行ってください。温めることは、すなわち組織の再生を早める行動です。
体温が38度まであがると生成されるという「ヒートショックプロテイン」の助けを借りる意味でも体を温めることは重要です。

ヒートショックプロテインとは、傷んだ細胞を修復する働きのあるタンパク質のことです。
疲労の原因でもある乳酸の発生を遅らせることもできますから、痛み・だるさから一日でも早く解放されたいときには温めがとても大切です。

そして炎症期が過ぎれば、マッサージや超音波などの治療も行えるようになります。
首回りはご自分では手が届きにくい箇所です。表面だけでなく深い部分の筋肉までの揉みほぐしは、専門家の手を借りるのが一番です。
辛さを我慢せず、ご気軽にご相談ください。

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カテゴリー:むちうち, 交通事故

2016.4.6.wed
雨の日になると交通事故の傷が痛みませんか?

むちうちなど、交通事故にまつわるケガをした部分が、「雨の日に痛む」とおっしゃる方は少なくありません。交通事故だけでなく、あらゆるケガを経験された方も同様に、雨の日は不快な症状を感じられることがあるでしょう。

さて、この痛みの原因は何なのでしょうか。
梅雨の季節目前の今、行っておくべきことをお伝えします。

■傷が痛む理由は?
むちうちの各種症状の原因は、筋肉の張りが原因です。
筋肉に傷ができていると、それをカバーするように筋肉が硬くなり周囲にしこりのようなものができるのです。体の自然な働きといえます。
その張りが血管や神経を圧迫することによって、頭痛や痺れ、時にはめまいや吐き気などの辛い症状を招きます。

雨や湿気の多い日に痛みが出やすい理由は、
・傷が残っている状態
・気象条件によってむくみが出やすい
という複合的なものです。

また、雨が降る前、低気圧の接近により傷が痛むとおっしゃる方もおられます。気圧が下がると、血管が収縮するという現象がみられます。それでなくとも傷を負った箇所は筋肉のしこりやむくみがおきやすいのです。そんな時、雨の前の低気圧が接近し、さらに血流が悪くなる条件を加えてしまうのです。

■温める・筋肉の張りを緩めることが大切
梅雨時期は、湿気や低気圧の問題だけでなく、「梅雨冷え」というものもあります。これらの条件がそろってしまうと、健康な方であっても何らかの不調が現れるものです。だからこそ、むちうちなどのケガを経験されている方は、さらに注意が必要です。
そんなとき何よりもまず重要なのは、”温めること”です。
血行を促進するため、ゆっくりと入浴したり、蒸しタオルで温めたりしてください。それでも不快感を回避できないときは、早めにご来院し、施術を受けることをおすすめします。
不快な症状がでると、すぐに何とかしたい!という気持ちになると思います。しかし、一番よくないのが、無理なマッサージです。一瞬は「軽くなった」と感じるかもしれませんが、筋肉や血管に新たな傷を作ってしまうこともあるからです。
筋肉の張りをほぐすことは、なかなかご自分ではむずかしいかと思います。
当院では無理をせず、少しずつ体の緊張や張りを緩めていきますので、気軽にご相談ください。また、当院には自律神経系の治療に特化したプログラムもありますので安心してください。

■痛みを感じる前のケアも重要です
むちうち後の痛みを感じるタイミングを把握しておられますか?
先にも述べたとおり、梅雨時期に痛むという方は多くいらっしゃいます。もしもそのような体験をお持ちならば、今のうちから“準備”しておくことをおすすめします。
梅雨時期を極力快適に過ごすためには、事前の手当てが何より大切です。
一度痛みはじめると、連鎖するように頭痛やめまい、吐き気が表れます。これを回避するためには、痛む前に手を打つことが重要なのです。

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カテゴリー:むちうち, 交通事故

2016.2.1.mon
交通事故後のさまざまな症状と慰謝料について

事故後に次のような状態に悩まされていませんか。
・手足がしびれるようになってきた
・めまいや吐き気がするようになってきた
・首が廻らない、頭痛もひどい
・痛みと同時に、だるさが抜けない

これらの症状は、いわゆるむちうち。
包帯やギブスをしないことから、他の人にはわかりづらいものです。
保険会社の担当者にもわかりづらく、「まだ治りませんか」といった言葉によって、さらに患者様を追い詰めることがあります。

患者様にとってみれば、「普通の暮らしに戻りたい」といういたってシンプルな願いが聞き届けられないこととなります。
これでは、まさしく「泣きっ面に蜂」といったところでしょうか。

今回は、保険から支払われるはずの金銭的な賠償について触れてみようと思います。

保険というものは、被害に遭われた方にとって、とてもドライに感じられるものです。
ですが、事前に仕組みを知っておけば納得できるように設計されています。

・積極損害
治療にかかったお金、通院のためにかかった交通費、診断書発行費用、弁護士費用など、その事故によって出費せざるを得なくなった金銭をカバー。
・消極損害
仕事ができなかったときには、その損失分を補填。「事故にさえ遭わなければ得られたはずのもの」を算出しカバー。
・慰謝料
入院や通院によって被る、精神的・肉体的苦痛を金銭に換算しカバー。通院した日数で計算される。

自賠責内では、これらの金額をトータル120万円以内で計算します。
(後遺症が残ったり、被害者が死亡されたときはこの限りではありません)
自賠責でカバーできる額を超える場合は、加害者の加入する任意保険を使用するのが一般的です。

これらを踏まえれば、交通事故として警察に届出し、人身事故として扱ってもらうことさえできれば、その後は安心して治療に専念できることがおわかりいただけると思います。

痛みが治まるまでの期間、患者様は納得できるだけ通院をしてもよいのです。
もしも、「まだ治らないのですか」といったお電話が保険会社からかかり、それがご不安ならば、私たちこながや整骨院へご相談ください。
患者様のお体の具合を確認し、治療が必要と判断すれば保険会社と直接話をすることが可能です。

「こながや整骨院は各専門家と連携しています」でも触れたとおり、私たちには弁護士・行政書士など、交通事故の問題処理に強い専門家とのネットワークがあります。
安心して治療・ご相談ください。

「普通の暮らしに戻りたい」―そのような患者様のお気持ちに添えるよう、全力を尽くします。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

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カテゴリー:交通事故

2016.2.1.mon
もし事故に遭ってしまったら… 交通事故治療開始までの流れ

毎日見るテレビのニュースで、交通事故に関係するものが流れてこない日はありません。
自分が運転しない方であっても、車にはねられた、接触されたということが不意に起こるかもしれません。

「自分は運転しないから」と無関心であってはなりません。
事故の被害者となったとき、事故後に踏まなければならないステップを忘れたために泣き寝入りせざるを得ないといったケースもあるからです。
そういった意味では、日ごろ自動車に縁の無い方こそ、「交通事故に遭ってしまったら」というケースを想定し、シュミレーションしておいて頂きたいと思います。

【1】事故直後―慌てずに加害者の身元や車の確認を
加害者となった人の運転免許書、車検証、自賠責・任意保険の保険証を提示してもらいます。
メモを取るなり、携帯電話やスマートフォンのカメラに収めてください。
当然加害者の連絡先も聞いてください。
事故の状況がわかるように、現場や車の写真も撮ることをおすすめします。

【2】その場に居合わせた人の確保―証言を得る
ご近所迷惑など考えなくて大丈夫です。
その場に居合わせた人に声をかけてください。
助けを求めると同時に、後の証言者となってもらうためです。
その人の連絡先も聞いておくとベストです。

【3】警察へ届出―必ず行うべきこと
事故として扱ってもらえなければ、後に保険会社との話し合いの折に不利になってしまうかもしれません。
必ず「事故です」と警察へ連絡を。
「事故扱いにしないで」という加害者側の意見、「この後予定があるから」というご自分の都合、そのようなものはその場では一切忘れてください。
時間がかかろうと、必ず警察へ届け、現場検証をしてもらいましょう。

【4】病院へ―軽症であっても必ず受診
気持ちが高ぶっているため、その場では痛みを感じないこともある交通事故。
気が付けば痛みが…こんなときに事故から時間が経過しすぎていると、事故との因果関係が証明できずに保険で治療ができないことがあります。
自分の体の問題です。
仮に痛みを感じなくても病院へ行き、きちんと検査を受けるべきです。
痛みを感じるようなら、そのこともお医者様へ伝えておいてください。

【5】加害者へ―保険会社への連絡を依頼
良心的な人であれば、警察への通報や保険会社への連絡をためらうことはないはずです。
ですが、いつまでたっても保険会社から連絡が入らないようであれば、加害者が保険会社へ連絡をしていないことが考えられます。
加害者へ連絡を取り、保険会社へ連絡するように依頼してください。
ここでもまだ渋るようでしたら、「現場検証してもらった警察へ連絡し、人身事故へ切り替えます」と宣言を。
ここで活きてくるのが、「【3】警察へ届出」です。
事故後60日以内に事故の連絡を保険会社にしない場合、保険金は支払われない定めとなっていますから、早々に動かなければなりません。

【6】晴れて治療に専念
ここまで大変お疲れ様でした。
これらのステップをきちんと踏んでおけば、安心して治療に専念することができます。

上記の流れを抑え、不意に訪れるかもしれない事故をスムーズに乗り切ってください。

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カテゴリー:交通事故, 日常

2015.8.26.wed
事故に遭ってしまったら

不意に訪れるトラブルに、交通事故があります。
つい今しがたまで元気に歩いていたのに、突然、悪夢の瞬間に見舞われる―。
それが交通事故です。

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文字通り「天地がひっくり返る」経験ですから、受傷した方はパニックに陥ってしまいます。
特に、救急車を呼ぶほどでもないと瞬時に判断してしまったケースで多いのが、

・相手を確認していない
・連絡先の電話番号を正しく聞けていない
・相手の免許証の確認をしていない
・警察への事故の連絡をしていない
―といった、確認や連絡ミスです。

どのような軽い事故であっても、後に痛みが発生することもあります。
上記のような確認は、どんなささいな事故であっても必ず行っておいてください。

とはいっても、事故に巻き込まれた直後に、これら全てを完璧に行うことはむずかしいかもしれません。
交通事故に遭った方の中には、その瞬間の事を覚えていないという方もいらっしゃる程です。
慌ててしまうのは、むしろ自然なことともいえるのです。

それでも決して忘れてはならないのが、「相手の免許書や身分証を呈示してもらうこと」です。
そして、警察への連絡も忘れずに行ってください。
今はほとんどの方が携帯電話やスマートフォンを持っていますから、必要であれば免許書・身分証をカメラに収めておくべきです。
それができなければ、車のナンバーだけでも記憶、記録しておきましょう。
脅すつもりは毛頭ありませんが、このメモや写真がないばかりに、後の治療や補償に影響を来たしてしまった方を私たちは知っています。

まずは、整形外科を受診しレントゲンや必要な検査を受け診断書を作成してもらいます。
もしも整形外科へ行かず、直接私たちのところへいらっしゃった患者さまには、適切な整形外科の先生へお繋ぎ致します。
この診断書が、安心して治療に専念して頂くための大切な一枚となるのです。
そして、この書類が、警察への届け出へのワンステップとなってくれるのです。
整骨院でも警察提出用の診断書を書くこともできますが、先々のことを考えると整形外科での受診をお勧めします。

必要な書類を整えておくことで、患者さまやご家族の加入されている保険でカバーできないかを探ることもできます。
もしも、相手が不明であっても、何らかの手立てを見つけられるよう、私共の人的ネットワークをお使いください。

事故直後は気を張っていることもあり、痛みに気づかないことも往々にしてあります。
ですが、体をどこかにぶつけたり、転んだりしたのは事実です。
今のこの瞬間に抱く感覚だけで判断せず、先々のために証拠となるメモや写真は必ず残しておくことを強くお勧めします。
どんな小さな事故であっても、必ず警察へ届け出る、という強い気持ちを持ってください。
あなたと、ご家族の将来が一気に変わってしまうこともあるのが交通事故なのです。

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カテゴリー:交通事故, 健康保険について

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