院長の診察日記

2015.9.25.fri
ぎっくり腰の症状

ぎっくり腰には前かがみになると痛いパターン、後ろに反ると痛いパターンです。
更にはしびれが足に現れる方もいらっしゃいます。

前かがみになると足にしびれが出るケースですと、ヘルニアを疑わなければなりません。
前かがみで痛みを感じるときには、後ろに反るストレッチを行います。
マッケンジー体操と言われる、腰痛に効く体操があります。

体をそらせると痛い場合は、大体の方が背中の筋肉がとても緊張しています。
この緊張状態に負荷をかけてしまうがために、体をそらせると痛みを感じるのです。
こういった場合は、前屈のストレッチをおすすめしています。
ウイリアム体操とよばれるものです。

ぎっくり腰にも色々ありますが、疲労が蓄積することによって引き起こされるケースもあります。
ひどい場合には、前にも後ろにも体を曲げられなくなってしまいます。
このようにひどい症状の期間は、無理に動かしてはいけません。
どうぞ安静になさってください。

 

通院できる状態になれば、体の外部からのケアでのお手伝いを致します。
動かせる関節を動かし、周囲の筋肉を緩めることから治療を開始します。
痛い部分をマッサージしてしまうと、痛いだけでなく、更に筋肉が緊張しますから危険です。
動かせる範囲の中から、腰の痛みに関連した筋肉へと徐々にアプローチしていきます。
人によって異なりますが、概ね3日間は痛みを我慢しなくてはなりません。
ここで無理をしてはいけません。
「痛いけれども動かせる」というところまでひとまず回復させます。
この第一段階をクリアできれば、ここからが本格的な治療の開始です。
この「痛いけれども動かせる」というタイミングでじっくりと治療をします。
なぜこの段階が大切なのかというと、痛みを極力早く取り除かないと、「かばいの動作」を体が覚えてしまいます。
体の歪み、動作の悪い癖が知らず知らずのうちに身についてしまうのです。
かばいの動作は、体を正しく使えていないこと。
これが、またぎっくり腰を呼んでしまう事にもつながってしまうのです。
かばいの動作が身についてしまう前に、しっかり・じっくりと治療をすることが何よりも大切です。

お話をしながら、なぜぎっくり腰になってしまったかの原因も探っていきます。
座りっぱなしで腸腰筋が緊張している、体を使う仕事のために背中の筋肉が張っている、理由は様々です。
もしも背中の筋肉が悲鳴を上げている状態ならば、モノを持つときには足を使いましょうといったアドバイスもさせて頂きます。

理想的なのは、背中の筋肉とおなかの筋肉をバランスよく使っている状態です。
姿勢のチエック、正しい姿勢のキープの仕方などその方に合ったご指導を致しております。

ぎっくり腰を癖にしないようにしっかり治療しておきましょう!
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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

静岡の整骨院・整体・交通事故治療院
こながや整骨院
〒420-0035 静岡市葵区七間町 3-4 七間町ハイム 201
TEL/FAX 054-260-6722

カテゴリー:ぎっくり腰, 保険施術

2015.7.30.thu
腰痛に効くストレッチ

腰痛にはいくつかの種類があります。
前かがみになった時に痛いパターン、後ろに反ると痛いパターン、足にしびれが出るパターンと、大きく分けるとこの3つです。

前かがみになると痛い時、とくに足にしびれを感じる方は、ヘルニアが疑われます。
もちろん整形外科でレントゲンやMRIを撮り診断してもらうことが確実ですが、いろいろな徒手検査法によっても推測することができます。
このような方に指導しているのは、体を後ろに反らせるストレッチで、マッケンジー体操というものがあります。

一方、体をそらせると痛いという症状は、背中の筋肉の緊張が強い方によく見られるものです。
一度痛みを覚えると、その痛みを感じたくないがゆえに、更に筋肉の緊張を招いていることがあります。
このような方は、どうぞ前屈のストレッチを試してみてください。
これを、ウイリアム体操といいます。

詳しいやり方は当院にてご指導させていただきますが、その方個人の状態にあった体操やストレッチを正しく行ってもらうことが大切です。

腰痛と一言でいっても、原因は様々です。
それに対応したストレッチで筋肉や筋を柔らかくする必要があります。
ストレッチはあくまでもストレッチですから、無理に行ってはいけません。
身体の筋肉を、良好な状態にもってゆくために実行する柔軟体操であることを忘れないようにしてください。
出来る範囲内で、ゆっくりと、が大切なのです。
お風呂上りなど血行の良い状態の時に、毎日少しずつ、痛みを感じない程度に、が基本です。
筋肉の緊張が腰痛を招いているとお聞きになり、驚かれる方も少なくありません。
腰にトラブルを抱えているのではないか、骨に異常があるのではないか―。
整形外科でレントゲンを取っても異常が見受けられない場合は、筋肉や筋の問題であることがほとんどです。
骨や神経に異常がなければ、積極的にストレッチを行うようにしましょう。

ストレッチ

「整形外科に行ったけれど、特に異常は見つからなかった。それでも腰痛がひどい」とおっしゃる方は、是非当院へお越し頂きたいと思います。
その様な方も珍しくはありません。

ヘルニアがあっても痛みが無い方もいれば、画像上異常が無くても痛みがひどい方もいらっしゃいます。
その様な場合は、丁寧な問診や触診、徒手検査で原因を探っていくことが必要かと思います。

痛みが長く続くほど、かばいの動作や痛みの我慢で筋の緊張が増し、本来の原因が隠れてしまうことも良くあります。

少しずつ、マッサージやストレッチで筋肉を弛め、本来のバランスや筋肉の緊張を取り戻すことによって頑固な腰痛も解消できるものなのです。
「腰」は、にくづきに要(かなめ)と書きます。
立つにも、歩くにも、腰かけるにも―すべての体の動きの中心部分として、大きな役割を担っています。
生活に支障を来たすほどの腰痛になる前に、ストレッチで体を自由にしてあげてください。

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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

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カテゴリー:ぎっくり腰, 日常

2015.7.29.wed
ぎっくり腰の症状について

「魔女の一撃」という言葉をご存じでしょうか?
英語での表現になるのですが、実は「ぎっくり腰」のことを表した言葉です。
では、なぜぎっくり腰になるのでしょうか?

いくつか考えられますが、代表的な例を上げますと
①ヘルニアの急性症状
②腰椎の捻挫
③疲労の蓄積による筋性防御
などが挙げられます。

当院に来院される患者様のなかでも一番多いと感じるものは、③の筋疲労の蓄積によるもので、「原因が良く分からない」とか「軽い物を持とうとした時に痛めた」とか「何となく感じていた違和感がだんだん動けなくなるほどの痛みなった」
などとおっしゃることが多く、症状自体も動けないほど痛いという人から、動けないほどではないけど、前かがみがつらいなどと多少幅があるようです。
蓄積された疲労が些細なきっかけでギックリ腰の引き金になることが多く、中には「寝ていただけなのに朝起きようとしたら動けなくなった」と言う人もいらっしゃいました。

動けないほどの症状のときは、無理して病院や治療院に行こうとしたりするよりも、安静にした方が良い場合が多いと感じます。
身体的には「これ以上の負担はかけないでください」というサインで自分の体を守る為にあえて動けなくしている状態なので、ここで無理に動いてはいけません。
痛みが長引くどころか、この痛みをかばうために、他の場所を傷めてしまう可能性があるからです。

ぎっくり腰

整骨院では、このような患者さまのお手伝いをする時、動かせる場所の筋肉から徐々にほぐしていきます。
いきなり痛い場所の筋肉に触れてしまうと、外からの力に対して肉体を守ろうと余計に筋肉が硬くなってしまうことがあるからです。
腰に関連した充分に動かせる筋肉からじわじわと緩めてゆくのが、むしろ“正攻法”なのです。
痛くても動けるようにという状況を第一段階目の目標とするのです。
それでも、施術から3日間は痛みが残るかもしれません。
そのときにも、やはり無理はせず、極力動かさないようにしてください。

3日を目安にして、それでも強い痛みが続いたり、痛みの場所が変わってきたりした場合は、その部分こそきちんと手当てしなければならないところです。

身体が動かないほどの痛みであれば嫌でも安静にせざるを得ないでしょうが、動けるようになるとつい無理をしてしまうものです。
このときの無理な動作が、痛みをかばう動作になり、その動作が別の部分を痛めたり、バランスを崩したりという負のスパイラルに陥ってしまうことがあります。
それが「ギックリはクセになるから」ということになるわけです。
この負のスパイラルを断ち切るためにも、動かせるけれど痛い、という段階を大事に過ごして頂きたいのです。
かばいの動作が身についてしまう前に、身体のゆがみを正さなければなりません。
このタイミングでの治療が、とても大切といえます。

当院では、患者さまのお話を伺いながら、腰痛の原因を探ります。
座りっぱなしのデスクワーク中心の方でしたら、腰だけでなく腸腰筋というおなか側の筋肉が緊張していることが多くあります。
肉体労働をされている方でしたら、背中を中心に力を入れることで背筋が悲鳴を上げていることもあります。

バランスの良い姿勢とは、おなか・背中の筋肉を上手に、バランス良く使っていることを指します。
ご自分ではなかなか意識できない部分だろうと思いますが、そのコツ、ポイントなども当院ではアドバイスさせていただきますので、腰痛治療から姿勢矯正までを一連の施術として責任をもってご指導いたします。

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カテゴリー:ぎっくり腰

2015.7.23.thu
妊婦さんの治療について

私どものところへ通院されている方の中には、悲しい事に妊婦さんでありながら交通事故に遭われてしまった方もいらっしゃいます。

妊婦さんである以上、レントゲンを撮れないことが治療を難しくします。
お医者さまも、症状をヒアリングし、患部を診ても、レントゲンを撮れない以上「腰部捻挫(ようぶねんざ)でしょう」「腰椎捻挫(ようついねんざ)でしょう」と言わざるを得ない状況のようです。
これが、妊婦さんの治療を難しくしている原因です。

妊婦さん

特に腰の場合は、妊婦さんにとってはデリケートに取り扱って欲しい場所のはずです。
大事な命の宿っているおなかに近い部分だからです。

私どもへ来院されても、電気治療も行えません。
ですが、少しでも症状を軽減して頂きたいとの願いから、マッサージなどの手技で施術をさせて頂きます。
当院では、妊婦さんへの骨盤矯正や産後の骨盤矯正も行っており、その経験を買ってくださってか、インターネットで探してわざわざ遠方からお越しくださる患者さまもいらっしゃいます。

私どもでは細心の注意を払いながら施術を行います。
デリケートな時期である臨月までに、何とか症状を軽くして頂けるよう努力しています。
事故による腰痛で通って頂いた患者さまは、産後も骨盤矯正のために通ってくださることが多いです。
安心して頂けている事の証だと、私どもも幸せに思っています。

妊婦さんには、独特の特徴があります。
関節を柔らかくするホルモンが出ているのです。
これによって、骨盤が開きやすくなり、出産に備えているのです。
この特徴にから、事故などの衝撃に弱くなっている側面があり、腰痛やむちうちの症状が強く出ることがあります。
この症状をカバーするために、筋肉を余計に使わざるを得ず、更に辛い思いをされるのです。
同じ車に乗っていたのに、ご主人はほとんどむちうちの症状が出ていない、一方奥様は首が痛い・腰が痛いといった症状が出ていることが多いのは、このような理由からなのです。

ご来院頂く前に、一つだけ確認しておいて欲しいことがあります。
事故に遭われた後には必ず産婦人科へ行き、お子さまと母体にトラブルがないかを調べておいてください。
もちろん、私どもからお願いはしなくとも、すぐにかかりつけの産婦人科へ行かれるでしょうが…。

それでなくても、妊婦さんは体の重心が変化したり、おなかの重みを支えるために骨のラインが変わったりで辛いものです。
そういうタイミングで事故に遭ってしまうと、先に挙げたホルモンの変化により衝撃を受けやすくなっていますので「なぜ私が…」とショックを受けてしまわれることでしょう。

妊婦さんへの施術も数多く行っている私どもで、行えるだけのお手伝いをさせて頂きます。
まずはお電話でのご相談を頂けますよう、お待ちしております。
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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
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カテゴリー:主婦の怪我/痛み

2015.6.29.mon
むちうちでの怠さが抜けない

むちうちを経験したことのある方ならばお分かり頂けると思うのですが、「いつまでも怠い」「いつまでも疲労感が抜けない」ということがあります。
私どものところへ来院くださる方にも、そのような方が多くいらっしゃいます。

事故直後なのか、事故からある程度の時間が経過しているのかにより、怠さや疲労感の原因は異なります。

事故の直後であれば、事故の衝撃によって筋肉が異常に緊張していますから、それが原因です。
筋肉の緊張は怠さを呼びます。
この緊張をほぐすことが第一段目の治療です。

その初期の期間を過ぎても怠い・疲れる場合は、自律神経の乱れが考えられます。
痛みに対して、過度に敏感になっているのです。
神経を上手くコントロールできていない状態に陥っていることがあります。

だるさ

意外に思われるかもしれませんが、呼吸と眠りの関係は密接です。
肩甲骨周辺は、とても大切な部分です。
この辺りが緊張し、硬くなっていると呼吸が浅くなることが知られています。
呼吸を正しく、深く行うためには胸をしっかりと開くことが必要ですが、背中の筋肉が緊張していると胸がしっかりと開きません。
就寝中にこの状況が続くと、質の良い睡眠をとることができず、疲れを持ちこしてしまうのです。
自律神経が乱れている場合は、時に興奮状態にあることもあります。
この興奮が、睡眠を邪魔してしまうこともあり得ます。
「よく眠れなかった、疲れが取れていない」という時は、このような状況であることも珍しくありません。

肩甲骨周りのマッサージやストレッチを行ってみてください。
深呼吸も大切です。
リラックス状態へと導く呼吸法もあります。
私どもでは、その呼吸法のアドバイスも行っています。

緊張を解く深呼吸のワンポイントアドバイスをさせて頂こうかと思います。
4秒かけ深く吸い込んで、4秒止めます。
肺に入れた空気を、8秒かけてゆっくりと吐き出してください。
これを繰り返すと、副交感神経が優位となり、緊張をほぐすことができます。
ここで気を付けて頂きたいのは、「吐くこと」に意識を集中させることです。
きちんと吐ききらないと、次の空気を取り入れることができません。
自律神経の乱れによる緊張であれば、この呼吸法でかなりリラックスできるはずです。

ご自分の怠さがむちうちによる緊張性のものなのか、自律神経から来るものか見分けがつかないことも多いでしょう。
一度ご来院ください。
最適な施術を行い、あなたに合った「日常生活で心掛けるべき事」をお伝えします。
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こながや整骨院では、お一人お一人の症状に合わせた施術を行っております。
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カテゴリー:むちうち

2015.5.26.tue
むちうちから起こる頭痛

私どものところにお見えになる方の中に、「むちうちによる頭痛」を訴える方がいらっしゃいます。
それはなぜなのでしょうか。
まず、むちうちから頭痛が起こるメカニズムを知って頂きたいと思います。

むちうちは、頸椎捻挫や頸部挫傷、外傷性頸部症候群と呼ばれており、首の部分の緊張が高まっている状態です。
その緊張により、頭部へつながる血管が圧迫されます。
このことから、頭部の血流が悪くなり、頭痛へと発展するのです。

もう一つの頭痛は、自律神経が乱れることにより起こるものです。
背中や首に強い衝撃を受けたことによって、自律神経が狂ってしまうのです。
お天気が悪いと、過去のむちうちが再発したかのような辛さを感じることがありますが、これもこの自律神経の乱れからくるものです。
気圧の変化や気温の変化に弱くなってしまっている状況で、大きくくくるとするなら、神経痛の部類に入るのだろうと思います。

むちうち 頭痛

私どもで行う治療は、まず緊張した部分を緩めることから始めます。
痛みへ直接アプローチするために、電気治療を行うこともあります。
強めの刺激を与え、痛みの回路をブロックします。
自律神経系に問題がありそうなケースならば、背中の神経のあたりや内臓を温めることで痛みを緩和すること、超短波の機械を使用するという手法を採ることもあります。

ご家庭で行える痛み緩和の方法をご紹介します。
耐えられない頭痛の場合は、痛み止めを使用されるはずですが、特に目の奥の痛みがある時は、蒸しタオルをまぶたの上に置き温めることをお勧めします。
原因となっているであろう首の緊張をとるためにも、首に蒸しタオルをかけることも行ってください。
とにかく温めることが大事です。

自律神経からくる痛みだと思われるのであれば、規則正しい生活に加え、適度な運動も必要でしょう。
首のストレッチもご指導致しますので、実践してみてください。

このような痛みが取れるまで何か月かかりますか、何回通えばよいですかという質問も頂きますが、これはその方次第です。
むちうちの程度にもよりますから、「何回」「何か月」と明言できないことは心苦しいのですが、それが現状です。
さほど重症でない限り、週に2~3回の通院を3週間ほど続けて頂ければ粗方収まってくるのが通常です。
5~6回の施術で、完治とは言わないまでも「軽くなった」と実感して頂けるはずです。

通院の間自宅でできる事、通院を終了された後にできることのご指導もさせて頂いていますので、お気軽にご来院ください。
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少しでも体に痛みが生じたり、不調がある場合は、お一人で悩まずにお気軽にお問合せくださいね。

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カテゴリー:むちうち, 交通事故

2015.5.22.fri
熱中症について

この頃から注意を払っておきたい熱中症。
この熱中症は、取り入れる飲み物によってその症状が大きく左右されます。

あまり気にしていらっしゃらない方もおられるようですが、アルコールは水分補給にはなりません。
体内でアルコールを分解するために、むしろ水分が必要となってしまうのです。
お茶やコーヒーにはカフェインが含まれていますが、このカフェインも利尿作用を持っていることから、体の水分を排出してしまいます。
これらの飲み物は、当然口から取り入れて摂取するものですから、「水分を摂った」という気分にはなりますが、その実、水分を補給するどころか、むしろ水分を体から放出してしまうことになります。
「液体を飲んだ」というイメージにごまかされないようにすることが大切です。

熱中症

何よりも大切なのは、本当の水です。
そして、そこに塩分をプラスしてください。
筋肉―神経の連絡には、多少の塩分、ナトリウムが必要です。
ナトリウムなどのバランスをうまく取っているのはスポーツ飲料です。
ですが、一方で気にしなければならないのが、スポーツ飲料に含まれるカロリーです。
カロリーが気になる方は、薄めて飲むといった工夫をされるとよいでしょう。
自分の体や生活に合わせて上手に取り入れてください。

また、夜寝ている間にトイレに起きることがありますが、この時体外に排出しただけの水分もきちんと補給しておく必要があります。
夜間の水分補給を怠ると、翌日起きた時の血中水分が減少していますので、足がつりやすい状態になっています。
血液がサラサラでない証拠です。
老廃物もうまく排出できない状況ですから、疲れも残っているという状況に陥りやすくなるのです。
水分の摂り方に注意を払うことも、一つの健康管理法です。
わざわざキッチンにまで足を運ばなくてもよいように、枕元に水筒などを置いておくとよいかもしれません。

日中には、「のどの渇きを感じる前に水分補給をする」というのが最大のポイントです。
のどが渇いたと感じるときには、既にかなりの水分が体から失われている状態です。
そのサインが出る前に水分補給をすることが何よりも大切です。
飲み方にも工夫が必要で、一度に大量の水を摂るよりも、こまめに摂る方がより効果的です。

日本人が昔から夏場に利用してきた麦茶は、熱中症対策には有効です。
ノンカフェインである上に、ミネラルを含んでいるからです。
古来からの知恵を活かし、コーヒーや紅茶の代わりに飲んでみる事もよいかもしれません。

摂るべき水分への理解と、飲み方の工夫で熱中症を未然に防いでください。

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カテゴリー:保険施術

2015.5.12.tue
膝の痛みの解消方法

「膝が痛い」という患者さんは当院にもよくいらっしゃいますが、年齢層によりおおよその原因がわかります。
若年層や運動をやっている方は半月板や靭帯の損傷による痛みや太腿の筋肉の疲労による痛みであることが多く、中年以降の特に女性は変形性膝関節症が原因で痛んでいることが多いと言えます。
そして、変形性膝関節症で痛みを訴える方の多くにO脚が見られます。
今回はO脚と膝痛の関係について説明したいと思います。

人間は、歩行の際に太腿の外側の筋肉をよく使う傾向があります。
この生活が続くと、太腿の内側(内側広筋・内転筋)が弱くなってしまいます。
外側の筋肉が強く、内側の筋肉が弱まれば、自然と足は外側へ外側へと引っ張られてしまいます。
これがO脚になってしまう原因です。(もともと骨格的にO脚の形をした方もいるのでその場合は例外)
目に見えてO脚でなくとも、ももの内側の筋肉が弱いと、O脚傾向を呈します。

O脚になると、筋肉で支えきれない不安定さを骨や軟骨で支えなければならず、関節面を広くしようとして変形が起こるとか、このような状態が長く続くことにより、軟骨が擦り減り変形を招いたりします。これが変形性膝関節症に至るまでの過程です。

外科的措置として、ヒアルロン酸などを膝に注射するといったことも行われています。
定期的に通院し、注射し続けなくてはならないという大変さが伴いますが、楽にはなります。

hiza

変形があっても痛みが無い人もたくさんいます。
一方で、自分でできる対処法があります。

痛みのない範囲でよく膝を動かすことです。
血液や体液は、体を動かさなければ滞ってしまいます。
栄養が運ばれなくなってしまうのです。
その滞りを防ぐために、積極的に体を動かして頂きたいと思います。

私共では、痛みのない方法で体を動かし、回復促進を目指します。
超音波といった痛みのないやり方で膝を刺激し、代謝を良くするといった方法や電気治療器で痛みを軽減させて状態で運動したり、EMSで弱った筋肉を刺激して安定性を取り戻す】というような施術をしています。
目に見えてももの内側の筋肉が弱っているようでしたら、テーピングでサポートすることもあります。
歩き方や姿勢、運動の方法、摂取すると良い食品などもアドバイスします。

まずトライして頂きたいのは、ももの内側に何か(バスタオルやクッション)を挟んで、それを落とさないように太腿の内側に力を入れる運動です。
膝そのものを動かしませんから、さほど負荷はかからないはずです。(気持ちが悪くなったり、動悸がしたりするようでしたら行わないでください)

毎日ちょっとずつで良いですから、内転筋に力を付けて行きましょう。
それが簡単にできるようになったら次の運動をご指導させていただきます。
だんだん筋力が戻ってくると、歩く姿勢が良くなり、膝が左右均等に骨を支えてくれるようになってくれるでしょう。
このような弱い運動でも、毎日少しずつ行うことで、血流もよくなります。

膝の痛みに対する外からのアプローチは私共へお任せください。
日々の中でちょっとずつ気を付けて頂きたい事もアドバイスさせて頂きます。
快適な毎日をめざして、筋肉を整えるところからスタートしてみませんか。

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カテゴリー:膝の痛み

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